敷居が下がってジジィも安心。PS3「NINJA GAIDEN Σ」 | 忍之閻魔帳

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PS3 NINJA GAIDEN Σ
■PS3:「NINJA GAIDEN Σ」


Team NINJAの代表作と言えば「DOA」シリーズであるが、
「NINJA GAIDEN」シリーズは「裏代表作」と呼ぶに相応しい
もうひとつの代表作である。



■Xbox:「NINJA GAIDEN」

■Xbox:「NINJA GAIDEN Black」

Xboxで発売された「NINJA GAIDEN」は、
かつてテクモの看板シリーズであった「忍者龍剣伝」を
Xboxのハイスペックを活かして劇的に進化させた
超硬派アクションで、発売前から多くのXboxユーザーが
期待に胸を膨らませていた。
発売と同時にクオリティの高さが話題となり、
激難と言われつつも果敢にチャレンジするアクションゲーマーが続出、
当時まだ25万台しか普及していなかったXbox市場において
7万本を売り上げる大ヒットとなった。
(全世界では150万本以上の大ヒットを記録)
単純計算、Xboxユーザーの3~4人に1人は
「NINJA GAIDEN」を購入したことになる。
その後、Xbox Liveを通じて追加パックを配信、
追加パックを収録した完全版「NINJA GAIDEN Black」も
パッケージ化されるなど、Xboxユーザーには想い出深い作品である。

下手の横好きを自認する私ももちろんチャレンジしたが、
案の定、序盤のステージで見事討ち死に。
ファミコン版「忍者龍剣伝」でウサ晴らしをしたりもしていた。

あれから3年、「NINJA GAIDEN」のベースはそのままに、
グラフィックの更なる進化とバランスの大幅な見直し、
プレイアブルキャラクターの追加など、
数々の新要素を搭載した新作が
「NINJA GAIDEN Σ」となってPS3で登場する。

4月27日より体験版の配信がスタートすると聞いた時、
「下手をすると逆プロモーションになるのでは・・・」と懸念したのだが、
触ってみて納得、これならドシドシ配信するべきだ。
見た目の進化より何より、
「これがあの「NINJA GAIDEN」なのか」と思うほど
ジジィでも爽快感を得られるバランス取りがされていることに驚いた。
XboxとPS3のユーザー層の違いを考え、PS3版の「HARD」を
Xbox版の「NORMAL」あたりに想定して調整したとのこと。
確かに、3年前より確実に老化の進んでいるはずの私でも、
蝶のように舞い、蜂のように刺すプレイが堪能出来た。
おかげでほんの少し自信を取り戻した。ありがとう、Team NINJA。

ひとりでも多くのユーザーに体験してもらうため
Xbox版であった首を刎ねるなどの残虐シーンは極力抑えられ、
CEROもD指定(17歳以上推奨)となった。
海外版より血飛沫の量も少なくなるらしいのだが、
私がプレイしたのは海外版だったので未確認。

完全新作でないと言われればそれまでだが、
原作はXboxであるし、大半のPS3ユーザーにとっては
完全新作のようなものであろう。
企画のみが先行した感のある「ガンダム無双」よりも
数倍気持ち良いアクションに仕上がっているので
ソフト日照り続きで新作に飢えているPS3ユーザーにはお勧めだ。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


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  タイトル:NINJA GAIDEN Σ
  メーカー:テクモ
   発売日:2007年6月14日
    価格:7800円(税込み)
 公式サイト:http://www.ninjagaiden.jp/
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