今週発売の主な新作 | 忍之閻魔帳

忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

今週は気になるDVDの発売はなしということでゲームのみ。


■DS:「リズム天国ゴールド」

【紹介記事】今度はDSでノリノリ。DS「リズム天国ゴールド」
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今週はリリース数こそ多くないもののツボな商品が多い。
イチ押しは、DS「リズム天国ゴールド」。
累計30万本を販売したGBA最後のタイトル「リズム天国」が
DSに舞台を移して「ゴールド」へと昇格。
高見沢俊彦、榮倉奈々、なだぎ武の3人を起用した
CMが開始されてから、予約数もジワジワと上昇中。



GBA版の累計販売本数に匹敵するほどの受注が集まったとのことなので
DS「大合奏!バンドブラザーズDX」のように品切れ続出という心配はなさそうだ。


■DS:「どきどき魔女神判!2 初回限定版 魔女チェックカード付き」
■DS:「どきどき魔女神判!2 通常版 魔女チェックカード付き」
■DS:「スティールプリンセス 盗賊皇女 アニス&クリスのオリジナルドラマCD付き」
■DS:「レミュオールの錬金術師」

発売前から異様な盛り上がりを見せていた前作ほどのパワーは感じないものの、
予約がそこそこ集まっているのが「どきどき魔女神判!2」。
「スティールプリンセス 盗賊皇女」は、見る人が見ればすぐに気付くであろう
クライマックス社製のアクションアドベンチャー。
MD「ランドストーカー」、SFC「レディストーカー」のシステムを継承しつつ
ステージごとにクリア条件を提示するパズル要素の濃い作品に仕上げて来た。


■DS:「パンダさん日記」
■DS:「こんにちは赤ちゃん」

低年齢向けの育成&コミュニケーションソフトを2本ほど。

任天堂の「nintendogs」、セガの「夢ねこDS」に続き
バンダイナムコからパンダとコミュニケーションをとる
「パンダさん日記」が発売。
動きが緩慢な上にユーモラスなパンダはゲーム化に適していたのか、
出尽くした感のあるこの手のジャンルで久々にそそられてしまった。
アイテムをつけても全く可愛くならないところが可愛らしい。
作品の楽しさを伝えるはずの資料に延々とパンダについてのトリビアが
書いてあったりと、制作スタッフが楽しみながら作っているのが伝わって来て
勢いで買ってしまいそうな気も。
公式サイトでは簡単な体験版も用意されているので、まずはそちらで。

「こんにちは赤ちゃん」は、パッケージ写真とゲーム画面がガラリと違う舶来品。
「びようしつ」では髪型を変えられたりもする
数年後には奇ゲーとして殿堂入りしている可能性も。


■PSP:「ファンタシースターポータブル」
■PSP:「ファンタシースターポータブル アクセサリーセット」

ゲーム市場全体で見た場合の今週のメインはこちら。
初回出荷分の4割以上が予約で埋まっているとの話もあり
発売直前でいよいよ人気が加速して来た。
DC版が私のオンラインゲームデビューだったので
思い入れが強い分、「MHP」シリーズよりも好み。
贅肉を削ぎ落としたシンプルな作りで、「ユニバース」以降、
同シリーズから離れていたファンを呼び戻せるだけのパワーを持っている。
リピート体制さえ整えば、夏休み中だけでもかなり売れるのでは。


■PSP:「PC Engine Best Collection 銀河お嬢様伝説コレクション」
■PSP:「PC Engine Best Collection 天外魔境コレクション」
■PSP:「PC Engine Best Collection ソルジャーコレクション」(9月25日発売
■PSP:「廉価版・天外魔境 第四の黙示録」

DS「リズム天国ゴールド」とどちらをトップ扱いにするか迷ったのがこちら。

「PC Engine Best Collection 銀河お嬢様伝説コレクション」は、
いち早くCDロムを採用したPCエンジンが提唱し、
「トップをねらえ!」「うる星やつら」「ふしぎの海のナディア」など
数多くの良作を生み出していたデジタルコミックの中でも
特に人気の高かった「銀河お嬢様伝説ユナ」のシリーズ2本と
ハードの限界を技術力でカバーした伝説のプレミア・シューティング
「銀河婦警伝説サファイア」の3本を収録。
「ユナ1」は元版なのか、Hu-VIDEOの映像が追加収録された再販版なのかは不明。

「PC Engine Best Collection 天外魔境コレクション」は、
コンシューマーゲームとしては日本で初めてCDロムを採用したRPG「天外魔境 ZIRIA」。
累計30万本以上を販売し、PCエンジン・CDロム用ソフトの中でも
歴代1位の記録を持つ大傑作「天外魔境II 卍MARU」、
同じく30万本規模の売り上げを達成したスピンオフ「風雲カブキ伝」、
アーケードカード専用の2D格闘「カブキ一刀涼談」の4本を収録。

どちらも2940円。
発表以降、ネット上でかなり話題になったためか、
2作ともハドソンも予想外であった受注1万本超えを達成。
若干「天外魔境」の方が多かったらしい。
気を良くしたのか、早速第3弾の「ソルジャーコレクション」も発表。
こちらは9月25日発売。
今後のラインナップも水面下では進行中らしく、
ハドソン以外のメーカー作品にも掛け合っているとか。
他社のシリーズならば「シュビビンマン」か「ヴァリス」希望。
テレネット関連の版権がどうなっているのかは不明だが
「コズミックファンタジー」「天使の詩」あたりが来そうな気も。
「天使の詩」は、「天外」と並ぶエンジンを代表するRPG。来い。頼む。


■Wii:「零 月蝕の仮面」

特殊なカメラを使って霊を撮影・撃退するという斬新なシステムで
ホラーファンから高い評価を受けた「零」シリーズがWiiに初登場。
PS2でリリースされたシリーズ実績は

「零 zero」12.1万本(通常版:7.4万本+廉価版:4.7万本)
「零 紅い蝶」9.4万本(通常版:7.5万本+廉価版:1.9万本)
「零 刺青の聲」6.7万本(通常版:6.2万本+廉価版:0.5万本)

と、緩やかな下降線を辿っている。
通常版の購入者がほとんど減っていないのに対し
廉価版の売り上げのみ大きく下がっているのは、
価格の安さに惹かれて軽い気持ちで手を出したユーザーが
高い難易度に返り討ちにされたのではと予想される。
実際、私も「紅い蝶」はクリア出来なかった。
(主題歌は一番好きなだけに余計に無念)

数ヶ月前に触った時には、調整不足のためか、読み込みが長い、
歩行速度が遅過ぎるといった難点ばかりが目立っていたのだが、
公開中のムービーを見る限り、その辺は改善されているようだ。

個人的になるほどと思ったのが、調べる時に使うAボタン。
これまでのアクションアドベンチャーの大半が
「ボタンを押す→自動で調べる動作 or 結果をテキストで表示」だったのに対し、
本作では結果が出るまでに一定の時間がかかり、
その間はボタンを押し続けていなくてはならない。
目の前に鍵が落ちていて、それを拾おうとした場合、手を伸ばして鍵を拾い、
手元に持って来るまでAボタンから手を放してはいけないのだ。
これではテンポが悪くなってしまうのではと思ったのだが、
このシステムの導入により、鍵に手をかけた瞬間に、
暗闇から見知らぬ子供の手が飛び出して腕を掴まれる、といった演出が可能になった。
初めてこの場面に遭遇した時は思わず声が出そうになった。
アドベンチャーでは定番の「調べる」という作業に
こういった形で緊張感を与えることが出来るとは、目からウロコであった。
なお、主題歌「「ゼロの調律」」は今回も天野月子が担当。

*7月28日、誤解を与えかねない表現があったので一部修正。


■PS3:「ソウルキャリバーIV」
■PS3:「ソウルキャリバーIV対応スティック」
■Xbox360:「ソウルキャリバーIV」
■Xbox360:「ソウルキャリバーIV対応スティック」

2機種同発のタイトルも増加して来たPS3とXbox360からは
「ソウルキャリバーIV」が登場。
途中までは拮抗していた2機種の予約数だが、
先日、360版の専用スティックの予約が再開されたことで
360版が大幅に数字を伸ばし、PS3版の予約数を上回った。
とはいえ、人気はほぼ五分五分で、バンダイナムコが思っている以上に
360版が健闘する可能性も見えて来たか。
(バンダイナムコの目標は、PS3版が12万本、360版が6万本)
追加コンテンツに関しては、発売後に色々と情報が出てくるとのこと。


■PS2:「drastic Killer エクセレントBOX Amazon限定クリアファイル付き」
■PS2:「drastic Killer 通常版 Amazon限定クリアファイル付き」

バンダイナムコがこっそりPS2で発売する
やりたい放題、好き放題な1本が「drastic Killer」。
女性向けゲーム市場が伸びている点に目を付けたのはいいのだが、
DSの「DUEL LOVE」といい、エロの取り入れ方がギャルゲーのそれに近い気がする。
スケベオヤジ目線とでも言おうか。
本作のウリでもある「ラブスティールモード」発動時の演出
グラフィック方面で暴走出来ないストレスを
テキストや音声で発散させていたSS時代のギャルゲーを思わせる。

▼今週発売のゲーム関連商品


■CD:「どきどき魔女神判2 オリジナルサウンドトラック」
■CD:「ゼロの調律/天野月子」
■CD:「すばらしきこのせかい+The World Ends with You」

●今週発売されるゲームの全タイトル一覧はこちら。