iOS/Android「風来のシレン」を素直に喜べない理由 | 忍之閻魔帳

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▼iOS/Android「風来のシレン」を素直に喜べない理由

 

配信中■iOS:不思議のダンジョン 風来のシレン

 

 

03月20日発売■NSw:チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!

03月20日発売■PS4:チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!

 

15年前に開設した当BLOGの最初のゲーム紹介記事は

「ドルアーガの塔」と不思議のダンジョンの相性」だった。

シレンジャーのはしくれとして、ブログで何か書くなら

まずは不思議のダンジョンシリーズだろうと思い、

ちょうど発売間もない「ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ 不思議のダンジョン」を選び

最高傑作との呼び声も高い「アスカ見参!」への言及も含めて書いた。

「ゲームボーイ25周年にちょいと便乗してみる」の中でも

記憶に残るGBソフトとして「不思議のダンジョン 風来のシレンGB2 砂漠の魔城」を挙げたし、

ソフト日照りの激しかったWii U時代には

「ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊 」で飢えをしのいだりもした。

一級とまでは言わないが、二流のシレンジャーぐらい名乗っても良いと思う。

 

スパイクとくっついてからのチュンソフトに

何かしらの期待をかけていたわけではないし、

チュンと言えばこの人の中村光一氏や麻野一哉氏は

今「テクテクテクテク」という「ポケGO」の亜流 of 亜流なアプリに

携わっていたりするので期待できる要素がほぼ無いのだが

期待もしない代わりに余計なこともしないでくれと懇願したくなるのが

「風来のシレン」のスマホ移植のニュースである。

 

★スパイク・チュンソフト、「不思議のダンジョン 風来のシレン」をスマホ向けに発売

 

スパイク・チュンソフトはスマートフォン向け「不思議のダンジョン 風来のシレン」を、

近日に配信すると発表した。対応OSはiOSとAndroidで、価格は1800円(税込)

2006年にニンテンドーDS向けに発売された「不思議のダンジョン 風来のシレンDS」を

ベースとしたもので、スーパーファミコン版からは、ダンジョンやモンスター、

アイテムの追加やさまざまなシステム改善などを行っているという。

 

完成版を遊びもせずに腐すのはどうかとも思うが

「風来のシレン」のシリーズが携帯(スマホ・ガラケー)にそぐわないことは

これまで散々体験してきたことなので、仮に今度登場するスマホ版で

どれだけダンジョンやモンスターを追加しようと

「そこじゃないだろ」とシレンジャーのひとりとしてはっきりと申し上げておきたい。

「風来のシレン」を出すなら、今ならSwitch一択ではないか。

今作と同じSFCのリメイク移植だったとしてもそれなりの本数が見込めたはずである。

メーカーリリースの中で評価する部分があるとすれば

基本無料+課金制ではなく1,800円の買い切り販売にしたことで、

有料の追加要素がないのであればこれは良いニュースではある。

 

 

メーカーが発表したスクリーンショットの中の1枚がこちら。

スマホで出ているランダム生成ダンジョンゲームの

「魔女の迷宮」や「勇者ダンジョン」と同じパネル式を採用したようだが

もう画面を見ただけでストレスが溜まるようだ。

「不思議のダンジョン」シリーズは、常に頭を稼働させながら

ダンジョンを突き進む探索と武器育成がメインのゲームであり

敵や宝箱の位置を確認しつつ、罠への対処も速やかに行えるように

細心の注意をはらう必要がある。

その分、操作に関しては一度体に染み込ませておけば

感覚レベルで行えるように割り振られていて、64やDSでも踏襲されてきた。

同シリーズの謳う「1000回遊べる」の大事な一要素が快適な操作なのである。

 

しかしスマホには物理ボタンが存在しない。

LRなど夢のまた夢、十字キーもボタンも装備していないスマホで

この手のゲームを遊ぶにはバーチャルパッドしか選択肢が無く、

しかしバーチャルパッドに「不思議のダンジョン」は哀しいほどマッチしない。

弓矢を打つ方向を確認し、立ったまま方向転換するのにもまた確認、、、と

敵や罠よりも手元の確認に手間取り、タッチ感度の甘さが引き起こす

操作ミスでイライラして死ぬ「シレン」など私は遊びたくない。

ダッシュや足踏みに専用パネルを用意したから遊び易くなるわけではない。

むしろパネルが増えたことで注意がそちらに取られてしまう。

私は十字キーから手を離さないまま弓矢を撃ちたいわけで、

その願いはスマホでは永遠に叶えられない。

「シレン」とのコラボで客寄せをしていた「世紀末デイズ」は

シンプルで奥深い「不思議のダンジョン」に無駄な贅肉をたっぷりと乗せて

かえって遊び辛くしただけだったのですぐに辞めた。

聞けば1月末でアップデートもサポートも終了したらしい。さもありなん、である。

あんなもの、シレンジャーは求めていないのだ。

 

発売中■PS4:428 封鎖された渋谷で

 

もうひとつ、購入を躊躇してしまうのは

スパイク・チュンソフトは過去に発売した有料アプリの

「かまいたちの夜」「428 ~封鎖された渋谷で~」「忌火起草」などで

いきなり販売を終了した前科があること。

iOSのメジャーアップデート後だったように記憶しているので

64ビット非対応のアプリだったなら一時的にストアから引き上げただけで

アップデートでまた遊べるようになるだろうと思っていたら

何のアナウンスもないまま現在に至っている。

「428」の価格は「風来のシレン」と同じ1800円だった。

今回も同じことをやるのではと、どうしても疑いの目で見てしまう。

お気に入りだった「リズム怪盗R」を”売り逃げ”したセガや

イニス開発の「DEMONS' SCORE」を遊べなくしたスクエニにも

不信感はあるものの、音ゲーは権利関係もあろうしまだ我慢できる。

スパチュンが終了したのはいずれもノベルゲームであり

最新OSに対応させるのもそれほど手間はかからないはず。

実際PS4にはあっさり移植したわけで、できるなら先にスマホ版を復活させろと言いたい。

カプコンは64ビット非対応の「MHP2G」を

アップデートでちゃんと遊べるようにしてくれた。

こういったところでメーカーの信頼度は積み重なっていくものなのだ。

ダウンロード販売は手元に何も残らない。

だからこそ、購入権はよほどのことが無い限り保証されなければならない。

少額だと思ってなめた商売をしていると、必ずしっぺ返しを喰らう。

 

これだけ駄目だ駄目だと書いておいてはっきりしているのは

「でも出たら買うだろう」ということ。

出れば買ってしまうのがシレンジャーの性なので

一定の売り上げを達成してもスパチュンは勘違いをしないで欲しい。

スマホ登場を素直に喜んでいるシリーズファンはそれほど多くないはず。

Switchなり、PS4なり、ちゃんとした環境で遊べる新作を切に望む。


▼Kindleセールまとめ

 

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▼Pokémon Direct 2019.2.27

 

 

本日23時より。

7分間なので詳細な内容ではなく、タイトルと大体の発売時期の発表ぐらいだろうか。

映画「名探偵ピカチュウ」の第2弾予告も公開されたばかりなので

もしかするとSwitchでの展開も視野に入れているかも知れない。

せっかく「不思議のダンジョン」について書いたので、「ポケダン」も来い。