「スパイダーマン」よどこへ行く…ソニーとディズニーの交渉決裂でMCUから離脱か | 忍之閻魔帳

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▼「スパイダーマン」よどこへ行く…ソニーとディズニーの交渉決裂でMCUから離脱か

 

  

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「スパイダーマン」がまたしても揺れている。

気がつけばもう17年も前の2002年、ホラー映画界の旗手と言われていた

サム・ライミを監督に迎え、トビー・マグワイア主演で作られた

映画「スパイダーマン」が特大ヒットを記録し

今日まで続くアメコミを原作に持つヒーロー映画の一大ブームが始まった。

トビー・マグワイア版はその後2004年、2007年と着実にシリーズが重ねられ

ソニー・ピクチャーズの誇るドル箱シリーズとして定着したが

4作目の製作段階で揉めたサム・ライミが監督の降板を発表し、

主演のトビー・マグワイアもこれに続く形で降板を発表した。

アクションの多い同シリーズの撮影で腰を痛めたトビーは

身体的な理由もあったと言われていて、

ここ5年ほどは映画出演からも遠ざかっている。

製作スタジオも立ち上げたようなので、裏方でやっていくのかも知れない。

 

 

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仕切り直しを迫られたソニーが次に立ち上げたのが、

甘いルックスでティーンからの人気も高いアンドリュー・ガーフィールド主演の

「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ。

2012年、2014年と2作が製作され、いよいよ次作から本命の彼女が登場という段階で

興行的な不振を理由にシリーズの打ち切りが発表。

公開日まで決まっていた「3」「4」は夢と消えてしまった。

俳優として致命的なダメージを受けたかと思われたアンドリューだが

その後「沈黙」「ハクソー・リッジ」「アンダー・ザ・シルバーレイク」と

次々に話題作・大作に出演し、今や若手きっての実力派として

アカデミーの常連となっている。

劇中でもプライベートでも彼女になっていたグウェン役のエマ・ストーンも

「ラ・ラ・ランド」「女王陛下のお気に入り」が高く評価され

今やオスカーに名を連ねる大活躍中。

俳優の経歴だけで考えれば、シリーズの中止は結果的にプラスに働いたとも言える。

 

 

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「アメイジング」よりもさらに若返った3代目ピーター・パーカーは

母体とも言えるマーベル・シネマティック・ユニバースに組み込まれて

2016年の「シビルウォー」で初お披露目された。

2017年には待望の単独主演作「ホーム・カミング」が公開。

アベンジャーズの中でも群を抜いた若さと未熟さと愛嬌を兼ね備えた

トム・ホランド版は人気も高く、ロバート・ダウニー・Jr.演じる

アイアンマンとの疑似父子関係も描きながら

最新作「ファー・フロム・ホーム」ではアイアンマンの遺志を受け継いで

新生アベンジャーズの中核を担う存在になることを匂わせていた。

 

トム・ホランド版の「スパイダーマン」は単独主演作はソニー配給、

「アベンジャーズ」に居る時はディズニー配給と権利が複雑になっていたのだが

ねじれが生まれつつもお互い上手く回っていたのは2015年に結んだ提携契約があればこそ。

ソニーは最凶のヴィランと言われる「ヴェノム」の単独主演作をヒットさせ

次回作ではトム・ホランドのゲスト出演が噂されるなど

アベンジャーズの権利を有するディズニーとの関係は良好であるかのように思われていた。


  

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【関連記事】Blu-ray/4K「アベンジャーズ/エンドゲーム」9月4日発売決定

 

しかし本日、衝撃のニュースが世界を駆け巡った。

今後のスパイダーマン映画(スパイダー・バースなど関連作を含む)は

全てディズニーとソニーの50:50の共同出資によって製作し、

収益も折半とするディズニー側の主張をソニーが断固として拒否し、

話し合いが暗礁に乗り上げてしまったというのだ。

 

現在ディズニーはスパイダーマン映画の初日の興行収入の5%しか受け取っておらず

これを不服として契約の見直しを迫ったものと思われる。

ソニーからすれば、スパイダーマンはソニー・ピクチャーズそのものであり

もっと言えばPlayStationでもフラグシップキャラクターに近い形で

代表作に位置づけており、ディズニーの主張を鵜呑みに出来ない理由も分かる。

 

しかし、こと3代目に関してだけで言えば

MCUに組み込まれたからこそ増幅されている魅力は大きく

ディズニーの恩恵が興収の、しかも初日の5%と釣り合っているとは到底思えない。

特にシリーズ最高の興収を記録した最新作「ファー・フロム・ホーム」は

「アベンジャーズ/エンドゲーム」の後日談的な内容だったからこそ

多くのファンが劇場に足を運んだことは間違いない。

次々にスタジオを買収し傘下に収めるディズニーの強引なやり方も好きではないが、

アベンジャーズの威光を借りて11億ドルもの興収を上げておきながら

ほぼ全額を「ポッケないない」しようとしているソニーははっきり言ってがめつ過ぎる。

私個人としては50/50でも充分妥当だと思うのだが。

 

フォックスを傘下に収めたディズニーは、

MCUの第4フェーズからX-MENシリーズの新規参加を予定している。

同じくフォックスが権利を持っている異端児・デッドプールまで

素直に入ってくるかはまだ不明だが、可能性としては大いにあるだろう。

複雑化していた権利をひとまとめにして、全員参加でファミリーを形成したい

ディズニーの思惑と、虎の子のスパイダーマンをどうしても手放したくないソニー。

「まだ交渉の余地はある」との報道もあれば

「交渉決裂によりスパイダーマンがMCUから離脱へ」と大見出しを打つメディアもあり

噂に対してまだ両社ともコメントをしていないため混沌としている。

 

マーベルファンのひとりとしては、

トム・ホランド版は継続して欲しいものの、

あれほど世話になったアイアンマンを始めとしたアベンジャーズ界隈の話を

一切使わずにシリーズを重ねるのはどうしても違和感がある。

かと言って、不振でもない現在のシリーズをまた仕切り直して

新たに4代目を立てるのも反対。うーむ、どうしたものか。