DS「高速カードバトル カードヒーロー」PART2:バトル再開 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)


■DS:「高速カードバトル カードヒーロー」

インテリジェントシステムのロゴが終わり
華麗なオープニングデモが始まる。
むむ、やはり「ロックマンエグゼ」にしか見えない。
前回の記事を書き終え、コメント欄に多数寄せられた
「カードヒーロー」フリーク達の書き込みを読み、
プレイ前からテンションが上がり切っていた私は迷わずスキップ。
「つづきから」を選択する。

既にかなり進めた状態のロムだったのか、
開始する章が自由に選べるようになっていた。
最初からやっても良かったのだが、某氏の話によると
序盤のうちは親切丁寧なチュートリアルが延々続くとのことなので、
思い切って8章あたりから開始してみる。
前作に比べかなりストーリー重視の設定になっているらしく、
キャラクター同士の掛け合いがやけに長く、しかもスキップ出来ない。
バトルの出来が知りたいだけのコアなジジィファンの私にとっては
ストレスの種でしか無かったが、コロコロ読者(小学生)を
メイン購買層に考えた低年齢向けの作りということなので、
ここは年寄りが我慢するしかあるまい。対戦を存分に楽しみたければ、
モード選択でフリーバトルを選べば良いだけの話だ。

絵柄からある程度想像はついていたものの、
GB版「カードヒーロー」で見られたような、ウィットの利いた「毒気」が
綺麗に抜け落ちていたことは残念であった。
「カエルの為に鐘は鳴る」や「はじまりの森」など、
任天堂はたまに「大人だけに分かる苦み」を隠し味として使うことがある。
GB版「カードヒーロー」もまさにその中の1本で、
「おまえぐらいの年齢の小遣いはそれぐらいが相場なのよ」と言って
毎日50円渡してくれる母親のような、ピリリとした辛さが魅力でもあったのだ。
しかし、上でも触れたように
メイン購買層はあくまでもコロコロ読者(小学生)である。
ここも年寄りが我慢するしかあるまい。

さぁ、いよいよバトル開始である。
チュートリアルも全てすっ飛ばした私が、
GB版の記憶だけを頼りにどこまで闘えるものであろうか。
ルールは、前衛2キャラ×後衛2キャラ、
マスターのHPは5(ゲージは10まであった)。
「カードヒーロー」ファンの間では定番として使われてきたルールである。
今回用意されているルールは、
「スピード」「ジュニア」「シニア」「プロ」の4種類らしい。
私がプレイしたのは「シニア」あたりではないかと思うのだが未確認。
全150種類以上のカードの中で、GB版からの居残り組は110種類ほどとのこと。
新たに加わった約40種類がどのような効果を持っているのかは、
実際に引いてみてのお楽しみだ。

先行はCPU。
ストーンが3つ与えられ、3枚のカードを配置。
カードからモンスターが出現するのは次のターンなので
どのような敵が来るのかはまだ分からない。
続いて私のターン。
おぉ、私の大好きなボムゾウが3枚も入っているではないか。
早速前衛にボムゾウ2枚、後衛にヤンバルを1枚配置して終了。
CPUのターン。
見た事のないモンスターばかりであったが、
LRボタン、もしくはYボタンを押せば
カードの能力をいつでも確認することが出来るので問題なし。
私のカードからモンスターが生まれるのは次のターンなので
することのない敵はそのまま終了。
各カードの頭上に「!」マークがついた。気合いがたまった印だ。
再び私のターン。
前衛にボムゾウ、後衛にヤンバルが誕生。
後衛に配置されたモンスターは遠距離攻撃専門らしく、HPも少ないようだ。
まずはこいつを前衛に引きずり出すとするか。
前衛のモンスター(HPは4)めがけ、ヤンバルで攻撃。
気合いためで防御力が+1されているためダメージは1しか与えられない。
続いて敵とは反対側の前衛を守っているボムゾウでボム投げ。
残りのHPが2になったところで、敵の正面にいるボムゾウの爆発。
見事に撃破、ストーンを1個消費してボムゾウをレベル2に上げる。
手持ちのカード一覧にあったボムゾウを後衛にもう1枚呼び出してターン終了。
CPUのターン。
前衛を守っていたモンスターが消えたため、
後衛キャラが自動的に前に迫り出して来た。
CPUはまずこれを後衛に移動。
フフフ、やはり逃げたか。
そして前衛にカードを1枚。中身は次のターンまで不明。
気合いのたまっていた前衛キャラがボムゾウに攻撃。
攻撃力が+1されているため3のダメージを受け、残りHPは2。
これで爆発を使うと自滅してしまうため、ここからはボム投げしか出来ない。
空いていた後衛にもカードを1枚置き、ターン終了。
私のターン。
ストーンを2個消費してウェイクアップ。
次のターンで生まれるはずのモンスターを叩き起こしてみた。
HP4の地味なモンスターであった。
後衛にいるボムゾウとヤンバルで合計3を削り、
残りHPが2になっていた前衛のボムソウでとどめを刺す。
ストーン1個消費でボムゾウがレベルアップ。
・・・というようなやり取りを続けた数ターン後、
私のHPは1も削られることなく見事に勝利。
前日にGB版を再プレイして臨んだだけのことはあったな。

プレイ前に抱いていた、キャラクターがどうの、
世界観がどうのという不安など、バトルが始まった瞬間にどうでも良くなった。
絶妙なバランスはそのままに、スピード感は格段に向上している。
バトルシーンの演出は特に派手というわけでもなく
3D化したメリットはあまり無いように思えたが、
バトルのテンポを悪くしているわけではないので問題無し。
坂本氏を始め、GB版のスタッフが多数参加しているだけあり
見た目は変われどテイストはほぼそのまま。
GB版のファンは安心して欲しい。
タッチペン操作も本作とは相性が良かったようで、なかなか快適。
上記のバトル中継を読んで容易に絵が浮かんだ方なら間違いなく「買い」である。

12月20日に発売される対抗馬を並べてみると

DS「ファイナルファンタジーIV」
PSP「涼宮ハルヒの約束」
PS2「らき☆すた 陸桜学園」「NARUTO ナルティメットアクセル2」
PS3「ギターヒーロー3」「タイムクライシス4」

未だワゴンにて絶賛発売中の作品の続編がぶつかっていくには
あまりにも高過ぎる壁がずらりと並んでいる。
しかし、値崩れしたとはいえ、購入者の満足度は極めて高かったはずだ。
2作目にして売り上げが倍増した「押忍!闘え!応援団」も
発売直後に大きな値崩れを起こし、あっという間に2000円以下まで下落した。
その後口コミ効果で持ち直したとはいえ、
投げ売り時期に購入した方も多かったはずである。
7年のブランクを経てついに登場した「カードヒーロー」にも
同じミラクルが起きると信じたい。
オールドファン、新規コロコロ層、前回買い逃したコア層に訴求し、
任天堂の弱気な目標5万本を、最低でもダブルスコアで上回りたい。

さぁ、もう一試合・・・の前にデッキを組み直すか。
スピード重視かつギャンブラーな私はマジックカードが多い方が好み。
使えそうにない後衛モンスターとスペシャルカードを外し、
レベルチェンジなどを追加。
前回よりさらに早く勝負を決めてやろう。
バトル開始。
むむ、そこそこ闘えそうではあるが、今ひとつ決め手に欠けるな。
ここは1度だけ使用出来る全取り替えを実行だ。
チャッチャッチャッチャッチャッ(カードを配る音)

マジックカード
マジックカード
マジックカード
マジックカード
ヤンバル

電源を切った。

「高速カードバトル カードヒーロー」関連の記事はこちら。

【紹介記事】DS「高速カードバトル カードヒーロー」PART1:7年越しの想い
【紹介記事】DS「高速カードバトル カードヒーロー」PART2:バトル再開
【紹介記事】DS「高速カードバトル カードヒーロー」PART3:応援団募集
【紹介記事】DS「高速カードバトル カードヒーロー」PART4:応援団員名簿(随時更新)

前回に引き続きコメント欄をオープン中。
GB版の想い出やDS版への期待など、
「カードヒーロー」に対するご意見をお寄せいただきたい。

なお、コメント欄は承認制となっているため、
書き込みが反映されるまでに一定の時間がかかること、
内容によっては一部承認されない可能性もあることを予めお断りしておく。
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内容に関わらず全て未承認とさせていただくこととした。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:高速カードバトル カードヒーロー
  メーカー:任天堂
   発売日:2007年12月20日
    価格:4,800円(税込み)
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