今週発売の主な新作 | 忍之閻魔帳

忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

▼今週発売のDVD

10月に入ってから私好みな作品が続々とリリースされているDVD。
今週もじっくり派にお勧めのタイトルを3本紹介。
3本とも万人向けではないので、その辺だけは要注意。


■DVD:「ゾディアック 特別版」

アメリカ史上に残る未解決事件、「ゾディアック事件」を
「セブン」「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャーが映画化。
主演は「ブロークバック・マウンテン」「ジャーヘッド」のジェイク・ギレンホール。
未解決事件の映画化と言うと、近年では韓国映画の「殺人の追憶」が
突出して素晴らしい出来なのだが、本作もかなり良く出来ている。
フィンチャー独特の技巧に走った映像表現は影を潜め
ゾディアック事件に翻弄される人物達の姿をじっくりと描いている。
かなり長い(157分)ので、事件そのものに興味がなければ
眠気と格闘する2時間半になる可能性も。


■DVD:「あるスキャンダルの覚え書き」

15歳の教え子と関係を持ってしまった女教師と、
彼女の秘密を知ったもう一人の女教師との関係を描いたサスペンス・ドラマ。
監督は「アイリス」のリチャード・エアー。
ケイト・ブランシェットとジュディ・デンチというキャスティングを聞いただけで
下手な物が出来上がらないことは分かっていたとはいえ、
期待を上回る出来に大満足した。
粗筋だけ聞くと、レズビアンの老女が若く美しい女性に
ストーカー行為を働くキワモノ作品とも取られかねないが
下で述べる「バベル」同様、「孤独」をキーワードにした重い作品。
バチバチと火花を散らす二人の名演を観るだけでも価値はある。


■DVD:「バベル スタンダードエディション」
■DVD:「バベル プレミアムエディション」
■BD:「バベル」
■HD DVD:「バベル」

聾唖の少女を演じた菊地凛子の話題ばかりが先行し
興味本位で出かけた方からは酷評されたりもしたが、私的には今週のイチ押し。
「アモーレス・ペロス」「21グラム」と、若手ながら深い人間ドラマを描き続けて来た
奇才・アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の最新作。
喧騒の中で感じる孤独もあれば、静寂の中で感じる暖かさもある。
「言葉」の持つ無力さや、孤独に満ちた世界を描いているようでいて、
観賞後、不思議と温かな気持ちにさせられる。
エンドロールに「我が子へ捧げる」とのメッセージを添えたイリャニトゥの愛は深い。

▼今週発売のゲーム


■Xbox360:「Xbox 360 バリューパック」
■Xbox360:「エースコンバット6 解放への戦火」
■Xbox360:「廉価版・アイドルマスター」
■Xbox360:「廉価版・ロストプラネット エクストリーム コンディション」
■Xbox360:「廉価版・地球防衛軍3」
■Xbox360:「廉価版・お姉チャンバラ vorteX」(Z指定
■Xbox360:「廉価版・ギアーズ オブ ウォー」(Z指定
■Xbox360:「デッドライジング・ギアーズ オブ ウォー ダブルパック」(Z指定

今週発売のゲームは、HDMI端子にソフト2本を同梱したバリューパック本体と
ナンバリングタイトルの電撃移籍でシリーズファンを驚かせた「エースコンバット6」、
「アイドルマスター」や「地球防衛軍3」といったプラチナコレクションの一斉リリースで
大攻勢をかけるXbox360関連と、
Wiiの起爆剤として期待されている「マリオギャラクシー」の2点がメイン。
昨日放出され数時間で完売となるなど、相変わらず入手困難な状況が続いている
「エリート」よりも数量的には多く用意されているようで、
360発売当時よりも勢いがある現在の予約状況から察するに、
今週はPS3の販売台数を追い抜く最大のチャンスとなりそうだ。
最下位脱出の悲願達成なるか。

「エースコンバット6」は「6」という数字がどうしても引っかかる。
「リッジレーサー6」(360)→「リッジレーサー7」(PS3)の再現にならないことを祈る。

【関連記事】PS3「リッジレーサー7」発表に見るナムコの無節操



おっと失礼、間違えた。


■Wii:「スーパーマリオギャラクシー」
■Wii:「オプーナ」

【紹介記事】3Dアレルギーの特効薬が完成。Wii「スーパーマリオギャラクシー」

今週のWiiは、いよいよ「マリオギャラクシー」が発売。
「大乱闘スマッシュブラザーズX」が来年1月に持ち越しとなった分、
Wiiの年末商戦の柱として流通からの期待も大きい。
受注分を一発出荷するあたり、任天堂もそれなりに自信を持っているようだが
松嶋菜々子を起用したDSの「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」と異なり
ゲーム画面を多用したテレビCMが
ライトユーザーの目にどう映ったのかは気になるところ
実際にプレイしてみれば、思ったほど複雑でもなく、
初心者でも充分楽しめる作りになっているのだが、
あのCMは見映えを重視し過ぎて難しそうに見える気がするのだ。
CMは何パターンものバージョンが用意されており
発売後も定期的に替えながら投下していくとのことなので
初心者が安心出来るようなパターンの登場を期待したい。

「まずは50万本、最終的には100万本のセールスを目指す」という
「オプーナ」の魅力に関しては、ブログ界一の「オプーナ」支持者である
「かみけもチャンネル」にて絶賛紹介中なので、そちらも紹介しておこう。

【応援記事】オーディション(かみけもチャンネル)
【応援記事】オプーナ、雑誌レビューで高評価

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