未曾有の大事故の裏で何が起きていたのか。映画「クライマーズ・ハイ」、他 | 忍之閻魔帳

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▼「クライマーズ・ハイ」が3位に初登場


■BD:「花より男子」
■BD:「花より男子2(リターンズ) 」(8月6日発売

1位(1):花より男子ファイナル
2位(2):インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
3位(-):クライマーズ・ハイ
4位(3):ザ・マジックアワー
5位(-):スピード・レーサー
6位(4):奇跡のシンフォニー
7位(5):ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛
8位(6):西の魔女が死んだ
9位(7):相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン
10位(8):ミラクル7号

【紹介記事】満腹なれど満足には至らず。映画「ザ・マジックアワー」

公開9日間で動員200万人突破の「花より男子ファイナル」と
「インディ・ジョーンズ」を猛追して3位に初登場したのは「クライマーズ・ハイ」。
「半落ち」の横山秀夫の原作を「突入せよ」の原田眞人が映画化した社会派ドラマ。
話題を集めていたものの、先行公開された海外での興行成績が振るわず
日本公開も今ひとつ盛り上がりに欠けた「スピードレーサー」は5位から。

▼未曾有の大事故の裏で何が起きていたのか。「クライマーズ・ハイ」



未だ忘れもしない、1985年の日航機墜落事故。
事故発生当時、墜落現場である群馬の報道機関が一体どうなっていたのかを、
新聞記者を経て作家になった横山秀夫ならではのリアルさで描いた傑作が
「クライマーズ・ハイ」である。

共同通信からの一報が入ると同時に騒然となる社内。
墜落現場がはっきりしないため、「長野」か「群馬」かで右往左往し、
「大久保連赤」によって手柄を上げた上司達は、
自らの保身と嫉妬で部下の行動を邪魔しようと画策する。
全国紙の記者とローカル新聞の記者との立場の違いや
紙面作りよりもスポンサーを優先する営業と、
広告を飛ばしてでも記事の充実を図る記者側との軋轢など、
これでもかとばかりにあらゆる要素をぶち込んだ145分。

作品としてのまとまりや原作の忠実度という点においては、
2005年にNHKで製作されたドラマ版(主演は佐藤浩市)の方が
良かった気もするのだが、俳優達のアドリブを優先した演出が功を奏し
ドラマ版を上回る緊張感を生み出すことに成功している。
言葉足らずな箇所が多いのは事実なので、日航機事故についての予備知識や
原作の登場人物について少しだけでも知っておくと
より深く楽しめることと思う。

ちなみに、劇中頻繁に登場する「大久保連赤」とは
「大久保事件」と「連合赤軍事件」を合わせた言葉で、
2つの大事件でスクープ記事を連発した当時の記者達は
皆出世したと言われ、このことを社内では「大久保連赤」と呼んでいる。


■DVD:「クライマーズ・ハイ」
■Book:「クライマーズ・ハイ / 横山秀夫」
■DVD:「突入せよ!「あさま山荘」事件」

NHK製作のドラマ版はDVDが発売中。
「ハゲタカ」や「監査法人」など社会派ドラマはお手のもののNHKだけあり
かなり完成度の高い作品に仕上がっている。映画版と比べてみるのも面白い。
原田監督は「大久保連赤」の元である「あさま山荘」事件も映画化している。

▼PSP用ワンセグ機能、いよいよ近日アップデート

PSP
■PSP:「PSP-2000 バリューパック メタリック・ブルー」
■PSP:「PSP-2000 ワンセグパック メタリック・ブルー」
■PSP:「PSP-2000 黒金(バリュー)」
■PSP:「ワンセグチューナー」(PSP-2000シリーズ専用

限定生産の新色「メタリック・ブルー」の発売を目前に控え
様々なプロモーションを予定しているSCEだが、私も期待していた
ワンセグ機能の大幅なアップデートが今月中旬にも行われる模様。
詳細はまだ書けないのだが、予約件数が最大8件までに増加したり、
いわゆる帯番組の予約録画など、かゆいところに手が届く
バージョンアップになっているので、ワンセグ導入を見送っていた
PSPユーザーにもお勧めだ。





■2008年7月第2週に発売されるゲームソフト一覧はこちら。
■DVD:「デッド・サイレンス」
■PS2:「ペルソナ4」
■PSP:「ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲」

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