メジャー化には成功。映画「インクレディブル・ハルク」、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

▼今週末公開の主な映画

8月1日公開:「インクレディブル・ハルク」
8月2日公開:「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」
      「トワイライトシンドローム デッドクルーズ」
      「闇の子供たち」
      「劇場版 NARUTO 疾風伝 絆」
      「赤んぼ少女」

備忘録も兼ねて今月から始めてみる。
リンク先は全て公式サイトに設定してある。
なお、上記リストは今週末に公開される全作品ではないこと、
上映スケジュールは東京をベースにしているため
地域によってはかなり時間差があることを予めお断りしておく。


2008/(C)森博嗣/「スカイ・クロラ」製作委員会
【紹介記事】二兎を追う者は一兎をも得ず。映画「スカイ・クロラ」押井守

今週の目玉は、エリック・バナからエドワード・ノートンにバトンタッチして
メジャー作品に生まれ変わった「インクレディブル・ハルク」、
押井守監督の最新作「スカイ・クロラ」あたり。
単館系では、巨匠・楳図かずおの代表作「赤んぼ少女」や
敬愛する阪本順治監督の最新作「闇の子供たち」が公開される。
「闇の子供たち」は、現在進行形で行われている
児童の臓器売買という非常に重いテーマを扱っているため
江口洋介、妻夫木聡、宮﨑あおい、佐藤浩市といった
豪華メンバーが出演しているにも関わらず、スポンサーの絡みもあってか
テレビではほとんどPRされていない。

▼メジャー化には成功。映画「インクレディブル・ハルク」

映画ファンサービスデーに合わせて、通常より1日早い本日公開となる
「インクレディブル・ハルク」を紹介。
主人公・ブルースを演じるのは「レッド・ドラゴン」のエドワード・ノートン。
共演はリヴ・タイラー、ティム・ロス、ウィリアム・ハートなど。
「アイアンマン」からロバート・ダウニー・Jr.も顔見せで登場する。
監督は「トランスポーター」のルイ・レテリエ。



アン・リー監督、エリック・バナ主演で映画化された
2003年度版の「ハルク」は、ブルースの背負った運命を重苦しく
悲劇的に描き過ぎたせいか、「スパイダーマン」や「X-MEN」のような
ノリを期待したファンには今ひとつウケが悪かったのだが
その反省を活かしてか、本作は思いきりメジャーテイストな仕上がり。

知的な外見の中に怪物を潜ませた己の姿に苦悩しつつ
呪われた運命から逃れようともがくブルースをエドワード・ノートンが好演。
恋愛や勧善懲悪も織り交ぜて、正統派のアクション映画に生まれ変わっている。
「ハルク、スマーーーッシュ」の必殺技コールもご愛嬌。
前作がピンと来なかった方も、先入観を捨ててもう一度劇場に足を運ぶ価値あり。

アメコミオタクを自認する知人の映画ライターは
「面白いが、面白くなり過ぎている」と言っていた。
ハルクをここまでメジャー化して良いのか、という彼なりの愛情表現かも知れない。

▼M・ナイト・シャマラン監督の「ハプニング」が3位初登場

崖の上のポニョ
(C)2008二馬力・GNDHDDT

1位(1):崖の上のポニョ
2位(2):劇場版ポケットモンスター ギラティナと氷空の花束シェイミ
3位(-):ハプニング
4位(3):花より男子ファイナル
5位(-):カンフー・パンダ
6位(-):ドラゴン・キングダム
7位(4):インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
8位(5):ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌
9位(6):クライマーズ・ハイ
10位(7):ザ・マジックアワー

【紹介記事】満腹なれど満足には至らず。映画「ザ・マジックアワー」
【紹介記事】未曾有の大事故の裏で何が起きていたのか。映画「クライマーズ・ハイ」
【紹介記事】抑えた演出でじんわり。映画「純喫茶 磯辺」
【紹介記事】出来は悪くないものの賞味期限切れ。映画「ワン・ミス・コール」
【紹介記事】101分間の飛び出す絵本。映画「崖の上のポニョ」宮崎駿
【紹介記事】メジャー化には成功。映画「インクレディブル・ハルク」
【紹介記事】解明出来ない”何か”という存在。映画「ハプニング」

「崖の上のポニョ」強し。公開2週目で早くも動員260万人、興収32億円を突破。
「ポケモン」も依然として好調だが、今回は相手が悪かった。
アニメ2作品が圧倒的な強さを見せる中、3位に「シックス・センス」「サイン」
「ヴィレッジ」と、作品を発表するたびにファンを減らしているような気がする
M・ナイト・シャマラン監督の「ハプニング」がランクイン。
ドリームワークスの最新アニメ「カンフー・パンダ」は5位、
ジャッキー・チェンとジェット・リーの初共演が話題の「ドラゴン・キングダム」は6位。

●もうすこしだけ長い目でみてあげたい「ハプニング」(みっち~のライター気分)
●凡作「崖の上のポニョ」(ゲームレビューの森)

読者登録して下さっているブログから映画紹介を2つほどピックアップ。
「ポニョ」は高い年齢層になるほど絶賛が増えているという
宮崎監督の意図とは逆の現象が起きているので、
まだお若いruandsota殿がピンと来なかったのも仕方ないかも知れない。

▼解明出来ない”何か”という存在。映画「ハプニング」


(c) 2008 TWENTIETH CENTURY FOX

気が向いたので「ハプニング」も軽く紹介。



ここ数年、M・ナイト・シャマラン監督と言えば
「『シックス・センス』で始まり、『シックス・センス』で終わった監督」という
評価がほぼ固まってしまったような印象すら受けるのだが
私的には、ここ数作でようやく監督のことを好きになって来た。
どれだけ科学が進歩しても、得体の知れないものは世界中に山ほどある。
私たちの生活の中でも、解明出来ない”何か”を”何か”のままで
受け入れていることは多い。

「ハプニング」も、映画冒頭で「この世には解明出来ないことがある」という
台詞が出て来たので、物語にオチを期待するのは止めて観た。
案の定、オチはなかった。投げっぱなしと言われればそうだ。
しかし、投げっぱなしになっていることなど、現実には腐るほどあるではないか。
多方面から批判を受けつつも決してスタンスを変えないシャマランに、
もう少しついていってみようと思う。

ただ、これだけは言える。
役者の魅力を活かせていない。





■DS:「リズム天国ゴールド」
■PSP:「ファンタシースターポータブル」
■PSP:「PC Engine Best Collection 銀河お嬢様伝説コレクション」
■PSP:「PC Engine Best Collection 天外魔境コレクション」
■Wii:「零 月蝕の仮面」

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