映画「容疑者Xの献身」順当に1位からのスタート、他 | 忍之閻魔帳

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▼「容疑者Xの献身」順当に1位からのスタート

容疑者Xの献身
(c)2008 フジテレビジョン/アミューズ/S・D・P/FNS27社

1位(-):容疑者Xの献身(1週目)
2位(-):劇場版 さらば仮面ライダー電王(1週目)
3位(3):ウォンテッド(3週目)
4位(4):パコと魔法の絵本(4週目)
5位(5):おくりびと(4週目)
6位(1):アイアンマン(2週目)
7位(7):20世紀少年(6週目)
8位(6):イキガミ(2週目)
9位(9):崖の上のポニョ(12週目)
10位(10):大決戦!超ウルトラ8兄弟(4週目)

先週末公開の新作映画では、福山雅治主演の人気ドラマ「ガリレオ」の
映画化である「容疑者Xの献身」が人気を集め、順当に1位を獲得した。
土日2日間の興行収入は5.4億円で、
これは40億円を突破した「西遊記」「相棒 劇場版」とほぼ同等の出足。
上映館数が400館以上とかなり多いため
配給元である東宝の期待値はもう少し高かったのかも知れない。
とはいえ、大人向け作品&福山効果が表れるのは
週末よりも平日と思われ、まだまだこれからが勝負といったところ。
公開当日に放送されたSPドラマも面白かった。
三浦春馬がちゃんと若かりし頃の福山に見えたのは驚き。

2位以下では、堅調な「ウォンテッド」に対し
「アイアンマン」の失速ぶりが目立つ。
作品の出来としてはむしろ逆だと思うのだが・・・。

★公開中の作品紹介一覧

【紹介記事】101分間の飛び出す絵本。映画「崖の上のポニョ」宮崎駿
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【紹介記事】柔らかなタッチの裏に隠されたホロ苦さ。映画「グーグーだって猫である」

▼柔らかなタッチの裏に隠されたホロ苦さ。映画「グーグーだって猫である」


(c)2008『グーグーだって猫である』フィルム・コミッティ

今週は、私の敬愛する犬童一心監督の最新作「グーグーだって猫である」を紹介。
原作は大島弓子の同名コミック。
主演は「空中庭園」「トウキョウソナタ」の小泉今日子。
共演には「のだめカンタービレ」「奈緒子」の上野樹里、
「それでも僕はやってない」「めがね」の加瀬亮など。

大島弓子の原作は、愛猫のグーグーやビー、先住猫のサバとの想い出や、
卵巣腫瘍の手術と術後の治療生活などが描かれたエッセイマンガで、
正直言って映画向きとは言えない作品なのだが
大島弓子の大ファンである犬童監督は、自身の想いをアシスタント役の
上野樹里に投影し、1本のラブレターとしてこの映画を作り上げている。

出演者達の醸す空気はとても穏やかで、映画ものんびりと進んでいく。
しかし、柔らかなタッチの裏には、ペットロスや闘病生活といった
テーマが隙間無く詰め込まれ、見た目に反して意外とホロ苦い。
特に、病床の麻子(小泉今日子)が亡くなったサバと夢で再会するシーンは印象的。
吐き出すほどの苦味を前面に押し出すことはせず
あくまでも口当たりはソフトに、しかし後味はしっかり苦い。
この辺は、「ジョゼと虎と魚たち」や
「メゾン・ド・ヒミコ」といった作品を手掛けて来た犬童監督ならでは。

「犬童一心」「猫」「大島弓子」のいずれかのワードがフックした方ならばお勧め。


■DVD:「ジョゼと虎と魚たち」(10月24日発売)
■DVD:「メゾン・ド・ヒミコ」(10月24日発売)

犬童監督の中でも1、2を争う傑作2本。
今月24日にアスミック・エースより廉価版がリリースされる。

▼「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」09年初夏公開決定!

破
(C)カラー・GAINAX

庵野秀明監督による「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの
第2部「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の公開が09年初夏に決定、
あわせて第1弾ビジュアルも公開された。
向かって右上には前作では登場シーンのなかった人気キャラクター、
惣流・アスカ・ラングレーが、そして右下には、TV版には登場しなかった
メガネとおさげ髪の新キャラクターの少女が描かれている。
第1部「序」は昨年9月1日に公開されて興行収入20億円を記録。
DVDは60万枚を売り上げる大ヒットを記録した。



■DVD:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 特装版」
■DVD:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版」

ようやく2009年初夏と発表。
ここからが本番なので期待は膨らむのだが
このスローペースだとシリーズが終了するのがいつになるのか、
仮にあと3年かかったとして、
その時までまだノーマルDVDで引っ張るつもりなのか等々、
気になる点もチラホラと。
「破」からでも良いので、BD市場に参入希望。

▼DVD&BD「ダークナイト」予約絶好調


■BD:「ダークナイト」
■DVD:「ダークナイト 特別版」

【紹介記事】ジョーカーの吐き出す闇に呑み込まれる。映画「ダークナイト」

先日予約が解禁された「ダークナイト」への予約が好調。
ワーナーのお家芸でもある特典(BADPOD)付き限定版は
BD版、ノーマルDVD版ともに2日ほどで完売し、現在は特典無しのみ受付中。
またBD版のジャケットも公開。

▼DS「クロノ・トリガー」「サカつくDS」が共に11月20日発売へ


■DS:「クロノ・トリガー」
■DS:「サカつくDS タッチandダイレクト」

度重なる延期は珍しいことではないが、度重なる前倒しとは珍しい。
任天堂は11月20(21日)に大きな商品の発売が多いことで知られており
今回も何があるのではとの声もあるようだが・・・。

【関連記事】セガ、「サカつくDS」プロモに「ナインティナイン」を起用

ナイナイを起用するなら、次は「パワースマッシュDS」も頼む。
もちろん、松岡修造とのセットで。
岡村のひろみはさておき、松岡の宗方コーチは素晴らしかった。




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