4年振りの続編。Wii「アナザーコード:R 記憶の扉」 | 忍之閻魔帳

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★今回の記事の携帯向けはこちら。


■Wii:「アナザーコード:R 記憶の扉」

ハードの機能紹介的なシステムを搭載した「アナザーコード」から
ドラマ部分を強化し、大人の鑑賞に耐え得る作品へと進化した「ウィッシュルーム」へ。
そして、任天堂とCINGのタッグによるアドベンチャーゲーム第3弾は、
携帯用機(DS)を離れ、据え置き機(Wii)での登場となった。
タイトルからもお分かりの通り、第1作目の「アナザーコード」の続編である。

16歳に成長したアシュレイのもとに、離れて暮らす父・リチャードから手紙が届いた。
中身は、「ジュリエット・レイク」という名の、湖畔のキャンプ場への招待状。
半年も離れて暮していた父が、何故突然このような手紙を送って来たのか。
戸惑いながらも、ジュリエット・レイクへと到着したアシュレイは、
森林警備隊のダンの助けを借りて、父親との再会を果たす。
しかし、再会と時を同じくして、亡き母・サヨコとの記憶が次々に蘇るという
不思議な感覚がアシュレイを襲い始める。
果たして、サエコの死の真相とは。
アシュレイの記憶の扉を開くカギとは。


前作から2年後という完全な続編として作られてはいるが、
クリアのために必要な情報(前作との繋がり等)は
ストーリーの中に盛り込まれているので、
前作を未プレイの方でも、本作からプレイすることは可能。
移動方式は、「新・鬼ヶ島」や「はじまりの森」など、
昔の任天堂製アドベンチャーによくあった、横スクロール+奥行きというスタイル。

印象としては、ベースの部分でDS版「アナザーコード」のシステムを踏襲し、
「ウィッシュルーム」で培った演出法(カット割など)をプラス、
Wiiリモコンを使った謎解きを盛り込むという、オーソドックスな作り。
会話中のキャラクターの細かな動きや、記憶が呼び起こされる時の演出など、
若干あっさりし過ぎた感はあるものの、グラフィック方面はかなり強化されている。

DS版「アナザーコード」で指摘されていたプレイ時間の短さは
それなりに解消されているようで、
詰まることなく真っ直ぐクリアまで到達したとしても、
前作比で2倍ほどのボリュームはあるのではないかとのこと。
(それでも個人差はあると思うので、あくまでも目安としてお考えいただきたい)


■DS:「アナザーコード 2つの記憶」
■DS:「ウィッシュルーム 天使の記憶」

【紹介記事】DSの2画面を真面目に考えた「アナザーコード」
【紹介記事】手探りから卒業し、いよいよCINGの本領発揮「ウィッシュルーム 天使の記憶」

DS版2作の販売実績は、
「アナザーコード」が約11万本、「ウィッシュルーム」は約22万本。
セールスだけで考えるなら、「ウィッシュルーム」の続編が登場するのが
妥当な気もするのだが、コア層からのアシュレイ人気がかなり高いらしく、
その辺が考慮されたのかも知れない。

・据え置き用になったことで、文庫本を読むような手軽さが失われたこと
・そもそも、Wiiにアドベンチャーゲームの需要があるのかということ

など、苦戦しそうな要素は多々あるが、CINGファンの私としては
やはり今回も買わせていただく予定。
決してアシュレイ目的ではない。決して。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:アナザーコード:R 記憶の扉
  メーカー:任天堂
   ハード:Wii
   発売日:2009年2月5日
    価格:5,800円(税込み)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★