今週発売の主な新作 | 忍之閻魔帳

忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

▼今週発売のDVD


■DVD:「アヒルと鴨のコインロッカー」

伊坂幸太郎の同名小説を「チーム・バチスタの栄光」で
監督に大抜擢された中村義洋が映画化した作品。
主演は「シュガー&スパイス 風味絶佳」「プロポーズ大作戦」の濱田岳と
「サマータイムマシンブルース」「銀色のシーズン」の瑛太。

大学進学をきっかけに仙台に越して来た椎名(濱田)と
同じアパートの隣に住む河崎(瑛太)が起こす
本屋襲撃事件と、その裏に隠された真実を描いたミステリー。
舞台設定にある大きな欠点があるため
そこに引っかかってしまうかどうかが分かれ目ではあるのだが
タイトルに込められた意味や余韻を残すエンディングなど、
青春映画としてもミステリーとしても良く出来ている。


■DVD:「赤い文化住宅の初子」
■DVD:「赤い文化住宅の初子 豪華2本立版」

「アヒルと鴨」よりさらにディープな作品がこちら。
原作は松田洋子の同名コミック。

蒸発した父親、借金苦で過労死した母、僅かな生活費を風俗嬢に注ぎ込む兄、
テレビも電話も何もない、赤い文化住宅で暮らす
少女・初子を取り巻く環境は不幸のオンパレードで、全く救いがない。
父も兄も100%の悪人ではないため、責め立てるわけにもいかず
初子自身がどんくさいこともまた事実で
それらを受け入れた初子は、今日も「やっちもねぇ」と呟くのみ。
頼りになるかどうかまだ見えてこない同級生とのささやかなロマンスが
初子の世界をほんの一時、バラ色に変えるのだ。
強烈に印象に残る作品ではあるが、「不幸」というものを
きちんと咀嚼・分解して正常に戻せる方でなければ重過ぎるかも知れない。
私はかなり好みの作品。


■DVD:「カート・コバーン アバウト・ア・サン デラックス版」

「ニルヴァーナ」のヴォーカル&ギターとして人気絶頂の中、
27歳という若さで自ら命を絶ったカート・コバーンの肉声を元に
構成された自伝ドキュメンタリー。


■DVD:「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! コレクターズパック」

史上最弱と言われながらも人気沸騰の「電王」の劇場版。
一度も紹介していないのだが、定期的に予約が入っている人気商品。
次回作のライダーは引きこもりとか。仮面ライダーよ、どこへ行く。


■DVD:「未来少年コナン 30周年メモリアルボックス」

今週発売のDVDで予約数No.1なのがこちら。
今年で放送終了から30年という節目を迎える
宮崎アニメの原点「未来少年コナン」が低価格でBOX化。
ジムシーやモンスリーに再び会えるのは嬉しい。購入予定。


■BD:「うたわれるもの Blu-ray Disc BOX」
■BD:「COWBOY BEBOP 天国の扉」
■BD:「劇場版 エスカフローネ」

BDではまだまだ少ないBOXで「うたわれるもの」が発売。
価格は5万超えとかなりの高額。
HD-DVD陣営との覇権争いに終止符が打たれたように言われてはいるが、
アニメや邦画(特にドラマ)はまだほとんど次世代DVDには進出しておらず、
販売価格が現在のDVD並に下がるまでは、まだまだ時間がかかりそうだ。

HDリマスター版のBOXが来月に控えている
「COWBOY BEBOP」は劇場版だけがBD化。
どうせならBOXもBD化希望。低価格で。


<■DVD:「創聖のアクエリオン DVD-BOX」

▼今週発売のゲーム


■PS2:「らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭 DXパック」

ゲームは、Wii「スマブラX」が1週間延期となったため
PS2「らき☆すた」の独占状態。
受注数、予約数からしてもPS2「Fate」「ひぐらし」を上回る
初動を叩きだす可能性は高く、発売元の角川も大きな期待を寄せている。
延期によるマイナス影響も特に見られず
むしろ特典追加で予約数の伸びは堅調。


■PSP:「ユグドラ・ユニオン」
■PSP:「ウイニングイレブン ユビキタスエヴォリューション 2008」
■PSP:「ルミネスII The Best Collection」

PSPでは、一般向けは「ウイイレ」、コアゲーマー向けは
2006年にGBAでリリースされた「ユグドラ・ユニオン」がメイン。
スティングの作品がGBA→PSPへリメイク移植されるのは
「Riviera 約束の地リヴィエラ」に続き2作目。
体験版の評判は良いのだが、来週のリリースラッシュを前に
どこまで購入に結びつくかが鍵。


■DS:「非常口 EXIT DS」

【関連記事】ジジィゲーマーとPSP・その2「EXIT」

PSP版の発売前から密かにプッシュし続けている「EXIT」がDSで登場。
タッチペンを使って主人公を遠隔操作する操作方法は
「マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!」に似ているが
アメコミ調で統一された世界観は、PSP版「EXIT」そのまま。
パズル性を強めたシステムと、軽やかでない主人公の動作が
ぴったりマッチして、大人向けの思考型ゲームに仕上がっている。
懸念していたグラフィックのレベルダウンもほとんど見られず
個人的には大満足。購入予定。

▼今週発売のゲーム関連商品

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<■Book:「ファイナルファンタジーIV公式コンプリートガイド」
■Book:「スターオーシャン1 ファーストディパーチャー 公式コンプリートガイド」


■CD:「チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮 オリジナル・サウンドトラック」
■CD:「NO MORE HEROES オリジナル・サウンドトラック」

▼PS3「戦場のヴァルキュリア 限定版」予約開始

戦場のヴァルキュリア
■PS3:「戦場のヴァルキュリア リミテッドボックス」
■PS3:「戦場のヴァルキュリア 通常版」

4月24日発売。
東京ゲームショウで触ったPS3用ソフトの中では
最も気に入った作品だったので発売が楽しみ。