家族で歌Wiiましょう。「カラオケJOYSOUND Wii」 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

カラオケJOYSOUND Wii SUPER DX
2010年12月09日発売■Wii:「カラオケJOYSOUND Wii SUPER DX ソフト単品」
2010年12月09日発売■Wii:「カラオケJOYSOUND Wii SUPER DX マイク同梱版」
発売中■Wii:「カラオケJOYSOUND Wii 専用 USBマイクDX」

古くはハチトラから始まり、ロムロムアンプ+PCエンジンカラオケ、
レーザーカラオケ、タイトーのX2000、ドリームキャストカラオケ、
以上が我が家がこれまでに導入したカラオケの歴史である。
ディスク1枚(15曲ほど入り)に数千円を支払っていた頃は
収録曲のバランスを徹底的に吟味していたものだが、
X2000の導入で曲数の問題はクリアされ、
ドリームキャストカラオケではさらに手軽になった。
今回紹介する「カラオケJOYSOUND Wii」は、業務用カラオケの大手である
「JOYSOUND」とハドソンのタッグによって誕生した
家庭用カラオケの決定版とも言えるソフトである。

何よりも驚くのは、その価格設定。
通信速度や通信料などがクリアされた現在だからこそ実現した低価格が
最大のウリではないかと思われる。
基本セットは、70曲ほどが収録されたディスク1枚と
USB接続のマイク1本で6,090円(税込み)。
マイク単品も同時発売され、こちらは2,940円(税込み)。
2009年度には、お試し用に3曲だけ収録されたWii Ware版も予定されている。

ソフトに収録されている楽曲は以下の通り(変更の可能性あり)。

愛をこめて花束を/仰げば尊し/赤いスイートピー/アゲハ蝶/
天城越え/あめふり/アルプス一万尺/アンパンマンのマーチ/
海雪/Everything/大きな古時計/おおまきばはみどり/朧月夜/
崖の上のポニョ/かたつむり/カブトムシ/かもめのすいへいさん/キセキ/
キューティーハニー/きよしこの夜/粉雪/さくら/さくらんぼ/酒よ/
残酷な天使のテーゼ/SEASONS/灼熱/しゃぼん玉/羞恥心/純恋歌/しるし/
シングルベッド/Story/世界に一つだけの花/千の風になって/
創聖のアクエリオン/ソーラン節/そばにいるね/宇船/それいけ!桃鉄/
高橋名人のお魚のうた/タッチ/小さな恋のうた/チェリー/
TSUNAMI/蕾/Dear Mama/てをたたきましょう/天体観測/
Dreams come true/涙そうそう/虹/ハッピーバースデイトゥーユー/
花/ハナミズキ/春が来た/はるよこい/Hello,Again/fragile/故郷/
Flavor Of Life/三日月/未来予想図II/めざせポケモンマスター/桃太郎/
森のくまさん/優しい響き/雪/Lovers Again/Love so sweet/
浪漫飛行/われは海の子/吾亦紅


「高橋名人のお魚のうた」は、1987年に発売された
「ヘクター’87」(ファミコン)以来、21年ぶりに
高橋名人がマイクをとったことで(極一部で)話題になった曲。
Wiiで発売中の「めざせ!! 釣りマスター 世界にチャレンジ編」
エンディングとして収録されているらしいが未確認。

ニンテンドーWi-Fiコネクション有料サービスを利用すれば
JOYSOUND側が用意した専用サーバーに登録されている
約30,000曲が歌い放題となる。
楽曲は毎月1000曲ほどのペースで追加される予定。
業務用のJOYSOUNDは90,000曲以上とさらに多いが、
ほとんど歌われていないマイナージャンルを排除した
人気のジャンル・楽曲はほぼ全曲網羅されており、
大半の方にとっては業務用と遜色ないラインナップを楽しめるとのこと。

気になる利用料は、

1日券(24時間):300Wiiポイント
3日券(72時間):500Wiiポイント
30日券(1ヶ月間):1000Wiiポイント
90日券(3ヶ月間):2000Wiiポイント

(こちらも確定ではなく、変更の可能性ありとのこと)

と、文句なしの価格破壊ぶり。
気になる音質も、家庭用であることを考えれば充分合格ライン。
採点や歌い直しといった定番の機能もひと通り揃っている。
Wiiリモコンを使えば、エコー音量やスピードの調整、楽曲予約の他にも、
手拍子やタンバリンの代わりとして合いの手を入れることも可能。
ハドソンらしさが出ているのは、最大4人までが参加出来るパーティモード。
Wiiリモコンを使用したミニゲームが息抜きとして用意されている。

イメージキャラクターにはDAIGOを起用し、
テレビCM、告知ポスターなど多方面で露出していく予定。
キャッチコピーは「家族で歌Wiiましょう」
上手くDAIGOとWiiを絡めたな。
とても未だに若槻千夏を起用し続けるハドソンとは思えない。

私が気になっているのは、いわゆる水商売関係。
今のところ、資料のどこにも「個人使用に限る」との表記がないので
未だにレーザーカラオケを使っている(これが意外と多い)個人経営の飲み屋や
月額使用料を支払って高額のカラオケ機材を導入している店にとっては、
Wii本体とセットで購入したとしても、大幅な経費の節減が出来ることになる。
1曲あたり数百円を徴収している店ならば、
1ヶ月もあれば本体込みの価格でも楽々回収出来てしまうに違いない。
マイボトルと同時にマイMiiをキープ、
などという店が出てくるのは時間の問題であろう。
いいのか、ハドソン、いいのか、JOYSOUND。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。

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  タイトル:カラオケJOYSOUND Wii
  メーカー:ハドソン
   ハード:Wii
   発売日:2008年12月18日
    価格:6,090円(税込み)
 公式サイト:http://joysound.com/ex/wii/index.htm
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