今週発売の主な新作、他 | 忍之閻魔帳

忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

▼今週発売のDVD


■DVD:「イースタン・プロミス」
■YouTube:「イースタン・プロミス 予告編」
■DVD:「廉価版・ヒストリー・オブ・バイオレンス」

今週のDVDは少なめで、お勧めは1本だけ。
「イースタン・プロミス」は、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でも
タッグを組んだ、デヴィッド・クローネンバーグ監督と
「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセンによる社会派サスペンス。
共演は、今やすっかりこの手の映画の常連となった
「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツと、
「クリムゾン・リバー」のヴァンサン・カッセル。

タイトルになっている「イースタン・プロミス」とは、
イギリスにおける東欧組織の人身売買契約を指している。
ロンドンの裏社会を生きたひとりのロシアン・マフィア、
優しさと非情さを併せ持つ主人公を、ヴィゴ・モーテンセンが熱演。
還暦を過ぎて円熟味を増したクローネンバーグの演出と相まって
今年公開されたサスペンスでも1、2を争う出来に仕上がっている。
一部かなり残虐な表現があるため、劇場公開時はR指定を受けていたはず。
鑑賞予定の方は、その点だけ覚悟しておくべし。
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の廉価版も同時発売。


■BD:「FREEDOM Blu-ray Disc BOX 初回限定生産」

間違って先週紹介してしまったのだが、11日発売だったので再掲。

▼今週発売のゲーム


■PS3:「侍道3」
■PS3:「RESISTANCE 2/レジスタンス 2」
■PS3:「ダービータイム オンライン(オンライン専用ソフト)」

リリース数はそれなりに多いものの、中堅どころの多い今週のゲーム。
予約数からしても中心となりそうなのが、PS3「侍道3」。
人気アクションアドベンチャーの最新作がPS3で初登場。
プレーヤーの自由度の高さはもちろん。シナリオ分岐や
シリーズ中最大数のマルチエンディングに加え、
新たに搭載された「いきなり沙汰システム」、100種類以上にも及ぶ
オリジナル武器作成など、かなり力を入れて製作されている。

「RESISTANCE 2」は、PS3の初期を代表するタイトルの続編。
開発は前作に引き続きインソムニアック・ゲームズ。
50年代のアメリカを舞台に展開する壮大なストーリーの本編と、
最大60人まで同時参加可能なオンライン対戦の2本柱で構成されている。
最大8人の協力プレイも搭載。
発売を記念して、ゲーム中に登場するキメラのオリジナルフィギュアが
当たるプレゼントキャンペーンも実施。当選枠は20名と超難関。
フィギュアは、米国版のスペシャルエディションに同梱されるものと同じもので、
初回出荷分の商品パッケージのみに封入されたチラシに記載された
エントリーコードを下記の専用サイトで入力する仕組み。
http://www.jp.playstation.com/R/R2_present

「ダービータイム オンライン」は、JRA競馬情報との連係により、
「現実と同じ最新の競馬情報」でプレイが可能な新しい競馬ゲーム。
現実のレースとリンクした「予想モード」では、
ユーザー予想を集めて的中率をランキング化したり
最新の出走表を使った、最大18人まで参加可能なアクションレースを実現するなど
オンライン機能を活かした作りになっている。
ゲーム中のレース実況は、ラジオNIKKEIの舩山陽司アナウンサー。


■Wii:「ファミリースキー ワールドスキー&スノーボード」
■Wii:「ブロブ: カラフルなきぼう」

【紹介記事】ファミリーシリーズ復活第1弾。Wii「ファミリースキー」
【関連記事】Wii「ファミリースキー」にユーミンの生歌収録が決定
【関連記事】Wii「ファミリースキー」に「銀色のシーズン」の瑛太と田中麗奈が登場

Wiiは2本。
「ファミリースキー ワールドスキー&スノーボード」は、
私も未だにちょくちょく遊んでいる「ファミリースキー」のアドバンスド版。
前作が国内のスキー場をイメージしてゲレンデの雰囲気を再現していたのに対し、
本作では海外のスキー場をイメージして製作されている。
そのため、前作で好評だった場内アナウンスやユーミンの楽曲などは流れない。
全体的な難易度も前作に比べ高めになっているとのこと。
前作が初級コースならば、本作は中・上級者コースといったところ。
ボリュームはアップしているので、前作が物足りなかった方や
初搭載のスノボでプレイしてみたい方はこちらを、
軽くスキーヤー気分を味わいたい方は、まず前作からのプレイをお勧め。

【紹介記事】お片づけ不要のスーパー積み木遊び。Wii「ブームブロックス」

「ブロブ:カラフルなきぼう」は、発売直前のレビューにて
高得点をマークしたことで急に注目度の上がっているタイトル。
恥ずかしながら、私もノーチェックであった。
Wiiユーザーの間では、今や隠れた傑作として知られている
「ブームブロックス」に次ぐタイトルになるか期待。買ってみるか。


■DS:「不思議のダンジョン 風来のシレンDS2 砂漠の魔城 もののけ討伐指南之書付き」
■DS:「西村京太郎サスペンス2 新探偵シリーズ 金沢・函館・極寒の峡谷 復讐の影」

DSは人気シリーズの続編から。
「シレンDS2」は、同名のGB用ソフトをDSでリメイクしたもの。
「携帯用機向けでは最高峰のシレン」との評価を持つ作品だけに
ファンからのチェックは相当厳しそうだが、
Wii版で多くのファンから非難を受けた後だけに
クオリティチェックは万全であったと信じたい。
SFC版から全て遊んで来たヘッポコシレンジャーの私ですら、
Wii版はシリーズで初めて途中で投げてしまった。
本作が良い口直しになりますように。
特典の「もののけ討伐指南之書」の装着率は50%。

【紹介記事】DSで「火サス」。「DS西村京太郎サスペンス 殺意の罠」

「西村京太郎サスペンス2」は、山村美紗も含めると
DSでは早くも3作目となるミステリーアドベンチャー。
アドベンチャー初心者、というよりゲーム初心者に向けて
チューニングされていた前作は、アドベンチャーゲームと言いながら
ボタンをポンポン押すだけで誰でもエンディングに辿り着けてしまい、
この点がいわゆるコアファンからは「あまりにも簡単過ぎる」と指摘されていた。
そこで本作では、次に行く場所を絞り込むようなあからさまな救済措置を
オプションで切り替えることが出来るようになった。
前作と同じように楽しみたい方と、もう少し歯ごたえの欲しかった
アドベンチャーファンの両方を取り込もうという作戦だ。
前作ほどの大規模なプロモーションが予定されていないので
セールス的には苦戦するような気も。


■DS:「流星のロックマン3 ブラックエース」
■DS:「流星のロックマン3 レッドジョーカー」
■DS:「リズムdeクッキング スイーツパーティーへようこそ」

キッズ向けにはこの2本。
お馴染みの「流星のロックマン」シリーズ最新作と
「音ゲー」+「クッキング」という
謎のミックスタイトルである「リズムdeクッキング」。
DSで低年齢向けのクッキングソフトと言えば
「クッキングママ」という先駆者がいるのだが、
その牙城にどこまで迫れるのか注目したい。
「クッキングママ」に牙城があるのかという質問は却下。


■PSP:「注文しようぜ! 俺たちの世界」

PSPは1本。
「注文しようぜ! 俺たちの世界」は、「クロニクルオブダンジョンメーカー」
「世界はあたしでまわってる」などを手掛けた四谷三郎氏の最新作。
現在、体験版も配信中。その高い評価とは裏腹に、セールス的には
苦戦続きの四谷氏作品ということで、受注数はかなり少なめ。


■Xbox360:「ハードディスク(60GB) LIVEパック」

360からはソフトではなくハードディスクが発売。
3ヶ月分のゴールドメンバーシップとヘッドセット、
LANケーブルがセットになっているので、
値下げされたアーケードを買ったはいいものの、
やはりハードディスクも欲しいという方には最適のパックだ。

▼今週の偽物


■DS:「とんがりボウシと魔法の365にち」
■CD:「とんがりボウシと魔法の365にち ORIGINAL SOUNDTRACK」
■Wii:「街へいこうよ どうぶつの森 Wii スピーク同梱版」
■Wii:「街へいこうよ どうぶつの森 ソフト単品」
■Wii:「ロジクール ワイヤレス Wii キーボード」

【紹介記事】良く言えば本歌取り、悪く言えば…「美味しんぼDSレシピ集」

「スーパーマリオブラザーズ」の後に横スクロールアクションが量産されたり
「ドラクエ」の後に「ドラクエ」風のRPGが量産されたり
「脳トレ」の後に知育系タイトルが雨後の筍のごとく発売されることは、
その時代を代表するほどのヒット作の発売後には良くあることである。
志の低い二番煎じのソフトも多いが、フォロワーの中から上手く差別化に成功し、
キラリと光る作品が出て来ることも実際にあった。
(「戦国BASARA」や「采配のゆくえ」などは成功例ではないかと思う)

困ってしまうのが、オリジナリティという点ではほとんど盗作に近いものの
完成度自体は決して低くない、というソフトだ。
古くは「ゼルダの伝説」に対する「ニュートピア」、
最近では「しゃべる! DSお料理ナビ」に対する
「美味しんぼDSレシピ集」あたりが代表例であろう。
これらのソフトは、元ネタの新作が発売されないのならと
「身代わり」のつもりで購入しても、そこそこ満足出来てしまったりする。

そして今週、「美味しんぼ」のインスパイアなど鼻息で吹き飛ばすほどの
ウルトラスーパー・インスパイアソフトが発売される。
「とんがりボウシと魔法の365にち」は、
100人中99人が、いや、もしかすると100人全員が
「どうぶつの森」を想起するのではないかと思うほどに似ている。
システムが似ているなどという生半可な似方ではなく、
細部に至るまで「どうぶつの森」を研究し尽くした上で製作されている。
「魔法学校」という設定にわずかなオリジナリティは感じるものの、
全編を覆い尽くす「どうぶつの森っぽさ」が最大のウリになっていることに変わりはない。
発売をこの時期に設定したのも、Wiiを持っていない「どうぶつの森」ファンの
「身代わり購入」を当て込んでいることは間違いなかろう。
事実、Amazonのランキングは急上昇中で、メーカー在庫も切れてしまった。

400万本以上を販売した「おいでよ どうぶつの森」のユーザーを
どれだけ引っ張って来られるかによっては、
思わぬヒットとなるかも知れない。が、それでいいのかとも思う。

【偽物の歴史 vol.1】違う、SAWじゃない
【偽物の歴史 vol.2】ボンテージ・ポイント
【偽物の歴史 vol.3】紀元前1億年
【偽物の歴史 vol.4】アホリックス・リローデッド
【偽物の歴史 vol.5】少林老女

▼現役プログラマによる指南書「ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術」


■Book:「ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術/平山尚

「バーチャロン マーズ」や「パワースマッシュ3」の開発に携わった
セガの現役プログラマによるプログラミング解説書。
サンプルプログラムや開発演習用の各種ライブラリなどを収録したCD-ROM付き。
11月15日発売。

▼DS「ケツイ デスレーベル 絆地獄たち」プレミア化の兆し


■DS:「ケツイ デスレーベル 絆地獄たち」

初週は数千本規模の販売数ながら、出荷数も極少であったため消化率が高かった
DS「ケツイ デスレーベル 絆地獄たち」が、そろそろ市場から姿を消しそうな気配。
既に再販は終了しており、メーカーも完売したため、残るは市場在庫のみ。
この動きを察知してか、Amazonでも販売価格が定価に引き上げられている。
実は私も持っていたりするのだが、DSであることを考えれば
ボス戦のみという割り切り方はアリだと思う。
ただし30分以上のプレイは目が死ぬので要注意。

▼「交響詩篇エウレカセブン」BD/DVD化決定

■BD:「交響詩篇エウレカセブン Blu-ray BOX 1 初回限定生産」
■DVD:「交響詩篇エウレカセブン DVD-BOX 初回限定生産」

どちらも2009年3月27日発売。
注意点は、BDとDVDで収録話数が異なること。
BD版は、全50話のうち26話を収めた「Vol.1」で5枚組。
DVD版は、全50話が丸ごと収録された14枚組。
どちらにも特製ブックレット「ray=out special issue」が封入される。




【新作リスト】2008年11月第3週に発売されるゲームソフト一覧
【新作リスト】DVD&BD 新作発売日一覧(2008年11月~12月)
【新作リスト】任天堂関連商品 新作発売日一覧(2008年11月~12月)
【新作リスト】SCE関連商品 新作発売日一覧(2008年11月~12月)
【新作リスト】MS関連 新作発売日一覧(2008年11月~12月)

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