今週発売の主な新作 | 忍之閻魔帳

忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

▼今週発売のDVD


■BD:「ルパン三世 カリオストロの城」
■BD:「ルパン三世 ルパンVS複製人間」

今週はDVDから。
まずは、当BLOG経由でもBDタイトルとは思えないほど
多くの予約をいただいている「ルパン三世 カリオストロの城」。
TVシリーズにも参加していた宮崎駿の初監督作品であると同時に、
クラリスを演じた島本須美の出世作としてあまりにも有名。
現在のジブリ作品にどこかしら物足りなさを感じている方々の大半が
本作か「天空の城ラピュタ」を懐かしんでいると思うのだが、
確かに初期の宮崎アニメが持っていた旨味が全て凝縮されたような作品で
私も未だにノーマルDVDをたまに引っ張り出しては鑑賞している。

「カリオストロの城」と同時発売されるのは、
「ルパン三世」初の劇場用作品である「ルパンVS複製人間」。
監督は「シティハンター」や「装甲騎兵ボトムズ」の脚本を手掛ける吉川惣司。
「カリオストロ」に比べると知名度は低い作品なのだが、
初期の「ゴジラ」が好きだという熱烈なファンがいるように、
まだ「悪人」として存在しているルパンが非常に魅力的。
モンキー・パンチの原作からルパンを好きになったという方なら
「カリオストロ」以上に思い入れがあるのでは。

どちらも「ルパン」だが、テイストは全く異なる2作。
「カリ城」しか知らないジブリファンは
是非この機会に「ルパンVS複製人間」も観て欲しい。


■BD:「ザ・マジックアワー」
■DVD:「ザ・マジックアワー スペシャル・エディション」
■DVD:「ザ・マジックアワー スタンダード・エディション」

【紹介記事】満腹なれど満足には至らず。映画「ザ・マジックアワー」佐藤浩市 三谷幸喜

興収38億円を記録した
三谷幸喜監督の「ザ・マジックアワー」がBD/DVDで登場。
幅広い世代をフォローすべく、非常に分かりやすい笑いを前面に押し出し、
気付いた人だけがニヤリとする、映画マニア向けのオマージュを
隠し味としてそっと含ませた作品。
佐藤浩市のナイフ舐めだけでも観る価値あり。


■BD:「カンフー・パンダ」
■BD:「シュレック3」
■DVD:「カンフー・パンダ スペシャル・エディション」
■DVD:「カンフー・パンダ コレクターズBOX」

ピクサーの「WALL・E/ウォーリー」の公開も迫る中、
ドリームワークスの「カンフー・パンダ」のBD/DVDが発売。
動物モノが乱発され、いささか食傷気味であったところに
今度はパンダだと言われても興味が持てなかったのだが、
年齢性別を問わず受け入れられる王道のストーリーと
「シュレック」からさらに向上した滑らかな動きで、予想以上に楽しめた。
ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、
アンジェリーナ・ジョリーと声優陣も豪華。
私的にはドリームワークス作品の中で「シュレック2」以来のアタリ。
環境が許すならば、是非BDでご覧いただきたい。
「シュレック3」のBDも同時発売。


■DVD:「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」
■DVD:「廉価版・ショーン・オブ・ザ・デッド」

一般の映画ファンや著名人などの熱心な働きかけにより
ようやく日本での公開にこぎ着けた作品。
こういう形での日本公開は、「ホテル・ルワンダ」以来か。
応援していた著名人の中には、「シベリア超特急」の故・水野晴郎閣下も
いらしたという時点で、どういう類いの作品かわかろうというもの。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」のエドガー・ライトと
サイモン・ペッグのコンビよるブリティッシュ・コメディ。
私の大好きなケイト・ブランシェットもカメオ出演している。
イギリスのコメディ映画はアメリカのそれとはかなりテイストが異なるので、
コメディ好き全般に受け入れられるとはお世辞にも言い難い。
例えて言うなら、宮藤官九郎が好きか、三谷幸喜が好きかに近いか。
エドガー&サイモンの名を一気に世間に知らしめた
「ショーン・オブ・ザ・デッド」の廉価版も同時発売。


■DVD:「カメレオン」

「探偵物語」「処刑遊戯」「野獣死すべし」といった松田優作の代表作を
次々に手掛けていた丸山昇一が25年前に書き上げた脚本を
「魂萌え!」「闇の子供たち 」の阪本順治監督が引っ張り出し、
藤原竜也主演で映画化した、言わば25年越しの作品。
共演は水川あさみ、塩谷瞬。
時代からくる言い回しの変化などには敢えて手を加えず、
25年前の空気をそのまま再現したとのこと。
元々の脚本が松田優作をイメージして書かれた、いわゆる「アテ書き」のため
藤原竜也の向こうに、常に松田優作の陰がチラつくのは確か。
ただ、藤原は藤原で相当頑張っているし、
若手の中でこれほどのエネルギーを出せる役者はそうそういない。
カーチェイス以外のアクションを全て吹き替え無しで行なったというのも驚き。
阪本作品の持つ独特のドロ臭さと25年前の脚本が上手くマッチした佳作。


■BD:「ベガスの恋に勝つルール 完全版」
■DVD:「ベガスの恋に勝つルール 完全版」

ラブコメの女王、キャメロン・ディアスと「バタフライ・エフェクト」の
アシュトン・カッチャーの共演による、超定番のラブ・コメディ。
ラスベガスで偶然出会い、酔った勢いで挙式まであげてしまった二人が
素面に戻って結婚を解消しようとした瞬間、ふと投げ入れた1枚のコインが
スロットマシンで300万コインの大当たりを出してしまうというお話。
出会いは偶然、序盤はお互いに毛嫌いし、中盤まではひたすら大金のために我慢、
しかし後半は・・・という展開はまさに王道で、
ここまでベタにされると逆に安心感がある。
軽めの映画でも観るかという時にはベストチョイス。


■DVD:「おいしいコーヒーの真実」
■DVD:「光州5・18 スタンダード・エディション」
■DVD:「光州5・18 コレクターズ・エディション」
■DVD:「P2」

残りは小粒なものを3本ほど。
「おいしいコーヒーの真実」は、先週紹介した「いのちの食べかた」に続き
なかなか興味深いドキュメンタリー。
世界中で毎日消費されているコーヒー1杯の裏側に迫る。
無類のコーヒー好きなら、コーヒー豆ひと粒のの有り難みを
再確認する意味でも、一度観ておくことをお勧め。

「光州5・18」は1980年に実際に起こった
「光州事件」を描いたヒューマン・ドラマ。
出演は「ピアノを弾く大統領」「シルミド」のアン・ソンギと
「王の男」「初恋の雪」のイ・ジュンギ。
監督は「木浦は港だ」のキム・ジフン。

「P2」は、クリスマスの夜に残業を終えた女性が
狂気じみた男から執拗に追いかけられる定番のB級ホラー。
地下駐車場を舞台にしているので、緊迫感もそれなり。
男の住処である守衛室の不気味さなど、狂人を扱ったホラーには
お馴染みの光景やシーンが連続する。
クリスマスが近いので、公開当時よりもむしろタイミングは良いかも知れない。


■BD:「ターミネーター2 プレミアム・エディション」
■BD:「ターミネーター2 特別編」
■BD:「シン・シティ」
■BD:「クローバーフィールド/HAKAISHA」
■BD:「ノー・カントリー」
■BD:「劇場版アクエリオン 創星神話篇&壱発逆転篇」

今週発売のBD/DVDでは「カリオストロの城」に次ぐ
予約数No.2なのが「ターミネーター2」。
バージョンごとの内訳も約9割が「プレミアム・エディション」を選択しているあたり
作品に対する思い入れの強さがうかがえる。
「エイリアン2」「タイタニック」と並ぶジェームズ・キャメロンの代表作であり
アーノルド・シュワルツネッガーのイメージを決定づけたSF映画の金字塔。

その他には、「シン・シティ」「クローバーフィールド」などがBD化。

▼今週発売のゲーム

●今週発売の全ゲーム一覧はこちら。


■Wii:「428 封鎖された渋谷で DVD「SHIBUYA 60DAYS」付き」12月12日以降入荷分
■CD:「428 封鎖された渋谷で オリジナルサウンドトラック」(2009年2月4日発売)
■Wii:「風のクロノア door to phantomile」

今週のゲームは、目下人気爆発中のWii「428 封鎖された渋谷で」から。
シナリオ分岐とマルチエンディングのバリエーションだけで発展して来た
サウンドノベルが、ザッピングとパズル的な謎解き要素を取り入れて
大きく進化したのが、SS時代に発表された「街」であった。
シナリオ構成が難しいのか、画期的なシステムでありながら
通常のサウンドノベルほどフォロワーは多くなく、
それがより一層、「街」という作品を特別なものにしている。

「428 封鎖された渋谷で」では、「街」のシステムはほぼそのままに、
スピード感を重視したシナリオと演出で、非常にテンポが良くなったのが印象的。
ブロガーに配布された体験版の評判も上々のようなので、
あとは最後まで破綻なく、きっちりまとめてくれていることを祈るのみ。
Amazonでは既に初回出荷分は完売となり、
現在は12月12日以降入荷分の予約を受付中。
好調を受けてか、次回分も特典付きとなったようだ。
事実上の前作にあたる「街 運命の交差点」の廉価版もPSPで発売中。

Wii「風のクロノア door to phantomile」は、
PS時代にナムコの人気シリーズとして定着していたアクションゲームのリメイク。
グラフィックが向上したことと、音声部分に声優を起用した
(人間の言葉を嫌うファンを考慮し、PS版の音声も収録しているとのこと)以外は
オーソドックスなリメイクなので、PS版を未体験の方ならお勧め可能だが
PS版所有者ならば、よほどの「クロノア」ファンでない限り手は出しにくいか。
Wiiでベタなアクションゲームが遊びたい方なら。


■Xbox360:「Fallout 3/フォールアウト 3」(Z指定)
■Xbox360:「Saints Row 2/セインツ・ロウ2」(Z指定)
■PS3:「Fallout 3/フォールアウト 3 サントラCD&メイキングDVD付き」(2009年1月15日発売)
■PS3:「Saints Row 2/セインツ・ロウ2」(Z指定)

今週発売のゲームで、当BLOG経由の予約数では
Wii「428」に次ぐ人気No.2なのが、Xbox360「Fallout 3」。
Xbox360、PS3の2機種で発売され、どちらも7~8万本を販売した
「オブリビオン」のスタッフの手による新作。
同発予定であったPS3版は来年1月15日に発売が延期されたのでお間違えなく。
その代わり、サントラCDとメイキングDVDが特典として用意されている。


■PSP:「LocoRoco2/ロコロコ2」
■PS2:「ドラゴンボールZ インフィニット ワールド 魔人ブウのマウスパッド付き」

【紹介記事】背負わせる看板が重過ぎて不憫な「LocoRoco」

PSPからは、前作は私もお気に入りであった「LocoRoco」の続編が登場。
最近のSCE作品によくある、前作のボリュームアップした素直な続編といった感じで
前作経験者ならばあまり驚きはないが、これはこれで良いと思う。
何より、前作ほど売り手が気負っていないのがいい。
重荷を背負わされていない分、心なしかロコロコも楽しそうだ。

PS2には「ドラゴンボールZ」が登場。
PS3とXbox360で発売された「バーストリミット」が
バンダイナムコの予想を大きく下回る苦戦だったので
実績のあるPS2でいくらか挽回しておきたいところ。


■DS:「ドローン トゥ ライフ 神様のマリオネット」
■DS:「ブレイザードライブ スペシャルコミック第0巻付き」
■DS:「世界のごはん しゃべる!DSお料理ナビ」

今週のDSは存在感が薄い。
薄いながらも密かに気になっているのが、
「ドローン・トゥ・ライフ 神様のマリオネット」。
公式サイトの動画を見た限りでは、
主人公や使用する武器、乗り物などを全て自分で描くことが出来る
縦横スクロールのアクション(「伝説のスタフィー」あたりが一番近いか)といった印象。
PS2「ラクガキ王国」っぽい要素を加えたことで
ベタなアクションゲームに膨らみを持たせたようだ。
ちょっと触ってみたい。

その他には、「月刊少年ライバル」にて連載中の「ブレイザードライブ」や
「しゃべるお料理ブック」という独自の魅力で大ヒットした
「しゃべる!DSお料理ナビ」の続編などが発売。
今度の「お料理ナビ」は和食や定番の洋食ではなく
「世界のごはん」がテーマということで、狙いがピンポイントな分、
大きなセールスは見込めなさそうな予感。私にはむしろ都合が良いのだが。

▼今週発売のその他の商品


■CD:「ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣 オリジナル・サウンドトラック」
■CD:「スペース・インベーダー2008」


■Book:「レッスルエンジェルス サバイバー2 ザ・コンプリートガイド」
■Book:「MUTUALITY:CLAMP works in CODE GEASS」
■Book:「ファンタジーアース ゼロ 公式設定資料集」
■Book:「アヴァロンコード 公式コンプリートガイド」
■Book:「ノスタルジオの風 公式コンプリートガイド」




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