iPhone/iPod touch「SILENT HILL The Escape」、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

▼携帯用ページの設置について

goo版の方に、携帯からの閲覧が見辛くなったとの指摘が複数件寄せられていた。
調べてみたところ、最近、アメブロのシステムが変更になったようで、
今までは非表示になっていたAmazonリンクの画像が
全て強制的に表示される方式になったのが原因のようだ。
そこで、携帯からの方が少しでも見易くなればと
画像を削除したシンプル記事を別途作成することにした。
(一応、2008年12月1日から本日までの記事は全て作成しておいた)
今後は、記事の冒頭に携帯版ページへのリンクを挿入する予定。

★今回の記事の携帯向けはこちら。

▼コナミ参入第1弾。iPhone/iPod touch「SILENT HILL The Escape」


SILENT HILL The Escape (JP)■iPhone/iPod touch:「SILENT HILL The Escape」(800)
Rolando■iPhone/iPod touch:「Roland」(1200)
■iPod:「Apple iPod touch 32GB16GB8GB」

App Store内での発売日表記は17日になっているのだが、
気付いたのが今日だったので早速落としてみた。価格は800円。
現在の「iPhone/iPod touch」用アプリ市場は、
コンシューマーと携帯用アプリの中間のようなラインナップになっている。
いわゆる一発ネタのタイトルや、ハズレを引くことも多々あるが、
価格帯が割と低め(下は無料から、最高でも1200円程度)に抑えられているため
ハズレを引いても、夜店のくじ引き感覚で許せてしまう。
玉石混淆の中から自分好みのアプリを探し出すという行為そのものが、
もう立派なゲームになっているのだ。

コナミの参入第1弾となる「SILENT HILL The Escpe」は
スーパーファミコンの回転拡大縮小機能や、DSのタッチパネルなど、
新しい機能を搭載したハードの初期に良く見られる
「取り敢えず新しいハードの機能を一通り使って1本作ってみた」という
顔見せ的な仕上がりになっている。

本体を縦持ちし、タッチパネルを使って移動と方向転換。
本体を傾けて敵に照準を合わせ、タップで射撃。
画面右下をタッチでリロード。基本はこれだけで充分。
敵を倒しつつ鍵を発見し、ダンジョンの出口に辿り着けば
ステージクリアというシンプルな作りだが、緊張感を煽るBGMや
血まみれのナースなど、「SILENT HILL」らしさはしっかり継承されている。
例えが古くて申し訳ないのだが、音を頼りに3D迷路を冒険するという部分で
「サイレント・デバッガーズ」(PCエンジン)を思い出してしまった。

グラフィックはかなり美麗で、3D空間の移動も滑らか。
動きが重くなったりフリーズしたりというトラブルも(今のところは)ない。
参入第1弾とは思えないほど安定感のある仕上がりは、
さすがコンシューマーで鍛えられているコナミといったところ。
序盤をプレイしている限りではバランスも良好で
このクオリティが続くのならば、今後のコナミには期待が出来そうだ。

ちなみに、カスタマーレビューで高い評価を受けていた「Roland」も同時に落とした。
説明書を読んで感じた予想通りに、「iPhone/iPod touch」版の「LocoRoco」であった。
価格は少々高めだが、軽快なテンポやポップな演出など
「LocoRoco」を確実に上回る部分も持っている。
「LocoRoco」未体験の方なら斬新さも味わえるであろうし、かなりお勧め。

▼メーカー営業の言う「発売までには直ります」は、やっぱりアテにならない


■Wii:「太鼓の達人Wii(専用太鼓コントローラ「太鼓とバチ」同梱)」

クリスマスには1日だけ早いのだが、祝日だったので開封。
演出も遊び込み要素も、お子達にとっては大満足だったようで
無事サンタとしての役目は果たすことが出来たのだが、
専用コントローラーに関しては残念な部分もある。

子供が力任せに叩いても大丈夫なほどの頑丈さを優先したという
「太鼓とバチ」は、外身は確かに良く出来ている。
一部で指摘されている「音が大きい」というのは、
コントローラーをどこに置くかで全く変わって来るので
環境次第で回避が可能だが、受注段階から気になっていた
太鼓の反応が鈍いという難点は、結局修正されなかったようだ。
中心部分に関しては割と普通に反応するものの、
場所によってはこれでもかというほど叩かなければ反応しない。
太鼓のふちの部分(カッの部分)の感度も鈍いままで、
これらについて、私は何度も何度も、何度も何度も、
「このままの状態で発売するとプレイにも大きな支障が出るので
発売までに直して欲しい」とお伝えした。
営業からの返事は「まだ製作途中なので、発売までには直ります」であった。
この「発売までに直ります」は、数ある営業トークの中でも
最も信頼出来ないもののひとつだと分かっていたので
しつこいほどに繰り返し伝えてから帰って来たのだが、残念ながら聞き届けられなかった。

今回はたまたまバンダイナムコだっただけで、
適当にその場を取り繕い、何の対応もされないまま発売されたソフトは山ほどある。
営業サイドからは伝えたのだが、製作側から「もう時間がない」と
断られたという話も聞いたことがあるので、一概に営業だけが悪いとは言わない。
年末発売のソフトなどは、何が何でも年内に押し込みたいという事情もあろう。
しかし、やはり「直ります」と言って受注を取った以上は
直るように全力を尽くして欲しいし、それでも間に合わなかった場合は、
クオリティアップを優先して延期するぐらいの勇気を持って欲しい。
長期的に見れば、その方がメーカーにとってもプラスになると思うのだが。

▼お正月映画勢揃い。トップは「地球が静止する日」。


(c)2008 TWENTIETH CENTURY FOX
【公式サイト】地球が静止する日

1位(-):地球が静止する日(1週目)
2位(1):WALL.E/ウォーリー(3週目)
3位(-):K-20 怪人二十面相・伝 (1週目)
4位(-):赤い糸(1週目)
5位(-):ワールド オブ ライズ(1週目)
6位(2):劇場版MAJOR 友情の一球(2週目)
7位(-):劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!(1週目)
8位(4):252 生存者あり(3週目)
9位(-):映画!たまごっち うちゅーいちハッピーな物語!?(1週目)
10位(3):劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ(2週目)

お正月映画の目玉が一斉に封切られた先週末の映画市場は
新作の動員数がいずれも好調で、
まだまだ好評稼働中の「レッドクリフ PartI」や
「私は貝になりたい」など全6作が圏外へ。

トップを獲得したのは、「マトリックス」「コンスタンティン」の
キアヌ・リーブス主演のSF大作「地球が静止する日」。
公開3日間の動員数は35万9000人、興収は4億5519万円。
観賞した方々の評判がかなり割れている(やや否定派が多い)ことが
今後の興行に悪い影響を与えなければ良いのだが。

3位には、、家族全員で楽しめる作品として、
私もイチ押しのお正月映画「K-20 怪人二十面相・伝」がランクイン。
「ALWAYS 三丁目の夕日」のスタッフの作品だけに
読売系列でのプッシュは相当なものだったのだが、
蓋を開けてみれば動員133,050人、興収168,723,500円と
大方の予想を下回る出足となっている。
「地球」とは逆に、こちらはもっと上を狙っていけるクオリティの
作品に仕上がっているので、口コミ効果で盛り返して欲しい。

★公開中の作品紹介一覧

【紹介記事】101分間の飛び出す絵本。映画「崖の上のポニョ」宮崎駿
【紹介記事】一人の男の「修復」と「再生」の物語。映画「おくりびと」
【紹介記事】火花散らない対決と、役者・福山雅治の限界。映画「容疑者Xの献身」
【紹介記事】黒沢清監督の新境地。映画「トウキョウソナタ」
【紹介記事】それが「妹」だったから。映画「ブーリン家の姉妹」
【紹介記事】ロブ・ゾンビのホラー愛が炸裂した傑作リメイク。映画「ハロウィン」
【紹介記事】私にも1着下さい。映画「ハンサム★スーツ」
【紹介記事】親子揃っての鑑賞をお勧め。「ブタがいた教室」
【紹介記事】ゲームファン、女性ファンも安心の入門編的大作。映画「レッドクリフ」
【紹介記事】父の心、息子の心。映画「イエスタデイズ」
【紹介記事】ハッピー指数が低過ぎる。映画「ハッピーフライト」
【紹介記事】追いかけます、続けるならばどこまでも。映画「ソウ5/SAW V」
【紹介記事】単なるパニック映画に非ず。映画「ブラインドネス」
【紹介記事】時代に呑まれた若者達の幸福な一瞬。映画「GSワンダーランド」
【紹介記事】雲の隙間から射す、一筋の光。映画「天国はまだ遠く」
【紹介記事】真面目に観るのは危険。映画「252 生存者あり」
【紹介記事】ただ怖がらせるだけで物語としての引きが弱い。映画「1408号室」
【紹介記事】貸金庫、そこはスキャンダルの宝庫。映画「バンク・ジョブ」

▼2008年度映画興収ランキング発表、1位はやはり「ポニョ」


■DVD:「プロフェッショナル 仕事の流儀 宮崎駿の仕事」(2009年1月23日発売)
■DVD:「プロフェッショナル 仕事の流儀 鈴木敏夫の仕事」(発売中)

1位:「崖の上のポニョ」154億円
2位:「花より男子ファイナル」77.5億円
3位:「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」57.1億円
4位:「容疑者Xの献身」50億円
5位:「レッドクリフ Part I」48億円~50億円(推定)
6位:「劇場版ポケットモンスター ギラティナと氷空の花束」48億円
7位:「相棒」44.4億円
8位:「アイ・アム・レジェンド」43億円
9位:「ザ・マジックアワー」39.2億円
10位:「20世紀少年」39億円

11位:「ライラの冒険 黄金の羅針盤」35億円
12位:「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」33.7億円
13位:「マリと子犬の物語」31.8億円
14位:「ハンコック」31億円
15位:「ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛」30億円
15位:「おくりびと」30億円
17位:「魔法にかけられて」29億円
18位:「ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記」26億円
19位:「ウォンテッド」25億円
20位:「名探偵コナン 戦慄の楽譜」24.2億円

例年と同じく、メディア戦略に長けた大作洋画と、
テレビ局製作の映画、アニメが上位を占める結果に。
そんな中、100億を楽々突破して見せた「ポニョ」の盤石さと
口コミ効果で興収30億円まで伸びた「おくりびと」が際立っている。
単館系で公開されている作品の中には、「おくりびと」クラスの作品は
他にもゴロゴロ存在している。
食わず嫌いの方も、たまには目先を変えて単館系の作品にも触れてみて欲しい。

▼カラオケもここまで来たか。「DAM★とも」サービス開始

パーティへの参加が必須条件だったので
サイバー・バズからの依頼は引き受けなかったのだが
あまりにもインパクトの強い企画だったので紹介。
「DAM★とも」は、通信カラオケの大手・第一興商が運営するSNS。
招待制ではないので、誰でも会員登録が可能。
(基本的な機能だけならば無料、全サービスを利用するなら有料)
12月よりサービスが開始されたばかりで、
現在「iPod touch」が100台など、豪華プレゼントが当たるキャンペーンも開催中。

「DAM★とも」の最大のウリは、
「DAM★とも」対応の端末が設置されたカラオケ店を利用すると、
歌った曲を録音し、そのまま「DAM★とも」内に保存出来るという点。
サイトに保存された音源は60日間で自動的に削除されるが
お気に入りの楽曲を10曲まで「保存曲」として残すことが出来る。
保存曲に選んだ曲は、第三者に向けて公開することも可能で、
再生回数順にランキング化されたり、他のユーザーから評価をつけられたりもする。
*他のユーザーの歌を聴くだけなら無料、
自身の歌声を録音、公開するなら有料。

口コミ効果と自己演出の両方を満たすブログパーツが用意してあるのも上手い。

プロでもなく、知り合いでもない人の歌声をPCで聴くという行為は
何とも不思議な感覚で、片っ端から登録曲を聞いていると、ちょっとした審査員気分に。
匿名性は保たれているようなので、歌声に自信のある方は、
思いきって公開してみては如何か。
恥ずかしいという方は、是非試聴だけでも。試聴だけでもかなり楽しめる。


■Wii:「カラオケJOYSOUND Wii」

家庭用通信カラオケの決定版として登場したWii「カラオケJOYSOUND Wii」。
ファミリー層の取り込みでは「JOYSOUND」に先を越された
第一興商が、ブログ世代をターゲットにして
こういったサービスを仕掛けてくるのは実に面白い。
カラオケは、確実に次の世代へと進んでいる。

▼今日の「こんなモノが売れていた」

ご注文をいただいた商品の中から、存在自体知らなかったモノや
欲しくなったモノなど、ツボにハマった商品をピックアップしてみる。
本日はこちら。


■Book:「レイトン教授とさまよえる城/柳原慧」

玩具が発売されているのは知っていたのだが
19日にこんなものが発売されていたとは。
シリーズ初の本格小説で、著者は2003年の「パーフェクト・プラン」で
第二回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した柳原慧。




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