春休みを目前に控え、新作が多数公開された先週末の映画市場。
新作中トップを飾ったのは劇場版「ドラえもん」最新作の「のび太と緑の巨人伝」。
2位には「スターウォーズ」のヘイデン・クリステンセン主演の「ジャンパー」、
4位にNEWSの山下智久主演の「クロサギ」、5位に「バンテージポイント」。
先週公開の「ライラの冒険」「ワンピース」も含めファミリー層向けが充実しているが
単館系作品も非常に粒が揃っており、目移りするほど豊富なラインナップとなっている。
1位（-）：ドラえもん のび太と緑の巨人伝
2位（-）：ジャンパー
3位（1）：ライラの冒険 黄金の羅針盤
4位（-）：クロサギ
5位（-）：バンテージ・ポイント
6位（3）：ワンピース 冬に咲く、奇跡の桜
7位（2）：L change the WorLd
8位（4）：超劇場版ケロロ軍曹3 天空大決戦であります！
9位（6）：明日への遺言
10位（7）：ガチ☆ボーイ
▼今週の1本。映画「バンテージ・ポイント」
(c) Sony Pictures Digital Inc. All rights reserved.
●「バンテージ・ポイント」公式サイト
そんな中、今週は「バンテージ・ポイント」を取り上げてみる。
テロリストの撃った1発の銃弾と、その場に居合わせた8人の異なる視点から
事件の真相に迫るハイスピード・サスペンス。
「デイ・アフター・トゥモロー」のデニス・クエイド、「LOST」のマシュー・フォックス、
「ラスト・キング・オブ・スコットランド」フォレスト・ウィッテカー、
「エイリアン」のシガニー・ウィーバーなど、出演者も実力派揃い。
久々に見たシガニー・ウィーバーが
還暦前にも関わらずキビキビとして実にカッコ良かった。
大統領が演説台に立つ正午から23分間ほどの物語を
異なる視点から何度も何度も描いているため、うっかりトイレに立ってしまうと
もう物語について行けなくなるほど展開が早いのが特徴。
「24 TWENTY-FOUR」も複数の物語を同時に展開させているが
あちらはいわばザッピングであって、全く同じ時間を複数視点から
描くということはしていない。
これだけの登場人物を一斉に同時に動かしつつ、重要な部分ではクロスさせ、
2時間でまとめあげたバリー・L・レヴィは、今後要注目の脚本家だ。
「24」ほどの時間的猶予がない分、登場人物ひとりひとりの描写が
浅くなるのは避けられないが、この映画は敢えてスピード感で勝負し、
そしてかなりのレベルで成功している。
「ボーン・アルティメイタム」などがお好きな方、
「24」自体に興味はあるが、1シーズン付き合うのは辛いという方、
「24」の劇場版が待ちきれない方などは是非劇場でご覧いただきたい。
この迫力とスピード感は、劇場でこそ120%楽しめる。
▼劇場版「空の境界」予約受付開始
5月21日発売■DVD：「劇場版「空の境界」俯瞰風景 完全生産限定版」
6月25日発売■DVD：「劇場版「空の境界」殺人考察(前) 完全生産限定版」
7月23日発売■DVD：「劇場版「空の境界」痛覚残留 完全生産限定版」
公開規模は小さかったものの、驚異的なアベレージを叩き出した
「劇場版『空の境界』」が3作一斉に予約受付開始。
1ヶ月ごとに3作が順次リリースされるのでお間違え無く。
▼「Wii Ware／Wii ウェアー」3月25日よりスタート（公式）
■Wii：「Wiiポイントプリペイドカード5000」
■Wii：「Wii ポイント プリペイドカード 3000」
初期ラインナップは
●おきらくピンポンWii（アークシステムワークス）500P
●ことばのパズル もじぴったんWii（バンダイナムコ）1000P
●サクサク アニマルパック（コナミ）1000P
●Star Soldier R（ハドソン）800P
●小さな王国と約束の国（スクウェア・エニックス）1500P
●天使のソリティア（Gモード）500P
●Dr.Mario & 細菌撲滅（任天堂）1000P
●みんなのポケモン牧場（任天堂）1000P
●LONPOS（元気）1000P
いわゆる「隠し球」はなく、既発のラインナップでスタート。
サードパーティですら500Pから用意しているのなら
任天堂がもう少しサービスしても良かった気がする。
5000円分のプリペイドに「Dr.Mario」か「ポケモン牧場」を
無料でダウンロード出来る特別版を用意するなどすれば
サードパーティのタイトルとの同時購入も大幅に伸びるのでは。
「もじぴ」「サクサク」「スタソル」「マリオ」「牧場」は確定。
バーチャルコンソールを定期的に利用していて、
なおかつSDメモリをまだ用意していない方は
そろそろ購入しておくと良いかも知れない。