今週発売の主な新作 | 忍之閻魔帳

忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

▼今週発売のDVD


■DVD:「グラインドハウス コンプリートBOX 初回限定生産」

【紹介記事】2007年度最高のB級大作「グラインドハウス」が遂にDVD化

今週発売の新作で私のイチ押しであり
当BLOG経由の予約数でもNo.1なのがこちら。
過去ログで一度紹介しているので、詳しい内容についてはそちらで。


■BD:「バイオハザード トリロジーBOX(3枚組)」
■DVD:「バイオハザードIII デラックス・コレクターズ・エディション」
■DVD:「バイオハザード トリロジーBOX(3枚組)」

【紹介記事】「バイオハザードIII」3月19日DVD化決定

予約数No.2はこちら。
シリーズを重ねるごとに動員数を伸ばしている
「バイオハザード」シリーズの最新作が今週発売。
予約の7割方が、シリーズ3作をセットにしたブルーレイBOXに集中している。
「グラインドハウス」と同じく過去ログにて紹介済みなので、詳しくはそちらで。


■DVD:「ソウ4 DTSエディション」
■BD:「ソウ クアドリロジーBOX(4枚組)」
■DVD:「ソウ×4 バリューパック(4枚組)」

気がつけばもう4作目まで来ていた「ソウ」シリーズ最新作。
「3」の最後でジグソウが死んでしまったため
どう話を続けるのか興味津々だったのだが、やはりそう来たか、という感じ。
「1」の頃に蓄えた貯金もほぼ食い潰し、
新鮮味はほぼ皆無ながら、観ればそこそこ楽しい。
これは、「ソウ」という作品が「13日の金曜日」のような
偉大なるマンネリズムの域に達したことを意味する。
先の読めないハイスピード・サスペンスの傑作は、
シリーズ4作目にして「サザエさん」や「水戸黄門」のような
「何もかもわかった上で、予定調和を楽しむ作品」へと変貌したのだ。
B級ホラー好きな私としては、そういう流れはむしろ大歓迎である。
4作をセットにしたブルーレイBOXも同時発売。
ソニー・ピクチャーズなので、画質はかなり期待出来る。


■DVD:「クワイエットルームにようこそ 特別版」

邦画は2本。
1本目は松尾スズキ監督の最新作「クワイエットルームにようこそ」。

バツイチのフリーライター、佐倉明日香(内田有紀)が目を覚ましたのは
閉鎖病院の中でも特に重篤な患者を収容する「クワイエットルーム」だった。
「何故、自分のような”普通”の人間がここに閉じ込められているのか」
状況をまるで理解出来ない明日香だったが、見舞いに来た恋人(宮藤官九郎)から
睡眠薬を使用した自殺未遂が原因と説明され、さらに訳が分からなくなる。
仕方なくクワイエットルームの住人達と暮し始める明日香。
明日香は無事にここで出て行くことが出来るのであろうか。
共演は、蒼井優、大竹しのぶ、りょうなど。


ナーバスな題材を扱うのは難しい。
リアルに描き過ぎても、脚色し過ぎても、どこからか「お叱り」が来る。
今回松尾スズキが選択した演出方法は、「失踪日記」(吾妻ひでお)に近い。
自身も精神的に追い詰められた経験を持つという松尾監督は、
不幸な境遇(の人々)をありのままに描くということはせず、
ところどころに罪の無い「嘘」や「大袈裟」を混ぜ込んで
観た後に観客の気分が重くなり過ぎない作品に仕上げている。
現実を知らないわけでも目を背けているわけでもなく、
現実を知っているからこそ、敢えてこの手法を選択したのだと私は思う。

久々にスクリーン復帰した内田有紀を始め、
大竹しのぶ、蒼井優などキャストは皆ハマり役。
クワイエットルームの医師役で、「恋の門」にも出演していた
庵野監督が出演しているのだが、あまりの扱いの酷さに爆笑。

リアリティ重視の方でなければ、かなりお勧め。


■DVD:「めがね」

【紹介記事】何もない、贅沢な時間。映画「めがね」小林聡美 もたいまさこ 加瀬亮

「かもめ食堂」の同じスタッフでありながら、
「かもめ食堂」とはまたひと味違う魅力を持った作品。

フィンランドで食堂を満員にする夢を持つ主人公、
その夢を手伝いたいスタッフ、介護生活から解放され、
新たな自分を探しに旅に出た女性。
「かもめ食堂」の登場人物が皆行動的であったのに対し、
「めがね」の登場人物は、皆後ろ向きだ。
あくせくする主人公が島民達に感化され、
島時間に馴染んでいく姿は、羨ましくもあり、
見方によっては不気味でもある。
意外と人を選ぶ作品なので、「かもめ食堂」の二番煎じを期待する人には正直勧め辛い。
2時間だけ「めがね」の世界トリップしたら、
またあくせくした現実に戻っていく覚悟のある方にはお勧め。


■BD:「ザ・シンプソンズ MOVIE」
■DVD:「ザ・シンプソンズ MOVIE」

キャスト変更という、作品の質とは別のところで
話題を振りまいた「シンプソンズ MOVIE」も今週発売。
DVD版にはオリジナルキャストによる音声も同時収録されるので
劇場版で悔し涙を流した「シンプソンズ」ファンの耳直しには最適。
こちらもブルーレイ版に予約が集中している。


■DVD:「内村プロデュース 発酵紀」
■DVD:「内村プロデュース 再生紀」
■DVD:「内村プロデュース 熟成紀」

番組終了直後から再開を望む声が多数出ていた「内村プロデュース」。
今月22日に放送予定の復活版に合わせて3作が同時発売。
復活は特番のようだが、この機会に完全復活希望。
余力がある方は「内村さまぁ~ず」も。

▼今週発売のゲーム


■PSP:「無限回廊」

【紹介記事】もう少し間口を拡げれば大化けも。PSP「無限回廊」

今週のゲームはPSP「無限回廊」から。
直前の記事で紹介したばかりなので、詳しくはそちらで。
初回受注は3万本程度とのこと。


■PSP:「テイルズ オブ リバース ドラマチックDVD付き」

今週発売のゲームで当BLOG経由の予約数No.1がこちら。

PSPへの移植も今や定番化した「テイルズ」シリーズの中から
今回は「リバース」に白羽の矢が立った。
PS2版「リバース」の購入者アンケートによると、
「テイルズ」シリーズにしては珍しく「内容」(95%)に対しての評価が
「キャラクター」(90%)に対しての評価を上回ったらしい。

これまでにPSPに移植されたシリーズ実績は

「テイルズ・オブ・エターニア」10.5万本→21万本
「テイルズ・オブ・ファンタジア」8.5万本→13万本
「テイルズ・オブ・デスティニー2」8.5万本→15万本

*最初の数字が発売2週間での売り上げ、後ろが累計

といずれも手堅い数字をキープしており、
本作の目標も初回12万本、累計15万本。
予約特典は今やすっかり定番となった「ドラマチックDVD」で装着率は50%。


■DS:「ポケモンレンジャー バトナージ」
■DS:「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶシネマランド カチンコガチンコ大活劇!」
■DS:「結界師 黒芒楼襲来」

DSはタイトルが多いのでターゲット別に分けてみた。
まずはキッズ向けを3本。

前作がハーフミリオンを突破した「ポケモンレンジャー」の続編、
「ポケモンレンジャー バトナージ」、GBA「シネマランド」の移植+αである
「カチンコガチンコ大活劇!」、前作が累計で17万本ほど販売して
発売元のバンダイナムコですら驚いたという「結界師」。

驚きの少ない作品ばかりではあるが、
個人的にはDS「クレヨンしんちゃん」がイチ押し。
GBA版「シネマランド」の発売以降に公開された
劇場用第12弾から15弾までが追加ステージとして盛り込まれている。
GBA版「シネマランド」はゲーム化された「クレしん」の中でも
最高峰に位置する作品だと思っているので購入予定。
それにしても最近のDSは良質の2Dアクションが乱れ撃ち状態で凄い。


■DS:「ドラマチックダンジョン サクラ大戦 君あるがため」
■DS:「ドラマチックダンジョン サクラ大戦 君あるがため オールスターパック」
■DS:「シムシティDS2 古代から未来へ続くまち」
■DS:「NINJA GAIDEN:Dragon Sword」

コアゲーマー向けの3本。

「不思議のダンジョン」シリーズを謳ってはいないものの
「不思議のダンジョン」シリーズそのものなシステムの「サクラ大戦」。
チュンの開発かと思いきや、ネバーランドカンパニーが手掛けている。
ネバーランドカンパニーは、DC版「アスカ見参!」の他にも、
「エストポリス伝記」(SFC)、「カオスシード」(SFC)、
「シャイニングフォース・ネオ」(PS2)、「シャイニングフォース・イクサ」(PS2)
「煉獄」(PSP)、「ルーンファクトリー」(DS)など、
様々な機種でコアなゲームファンから高い支持を受ける作品をリリースしている。
随所に粗が見られたTGS版から飛躍的に完成度が上がっていることを祈る。

「シムシティ2」は前作が累計20万本を突破した人気SLGの第2弾。
私は「シムシティDS」を外して「テーマパークDS」を選択したので前作は未経験。
時代の概念を取り入れたことで、町づくりに幅が出来たのは嬉しい。
時間があればプレイしてみたい。

「NINJA GAIDEN DS」はテクモの人気アクションのDS版。
ハイクオリティなグラフィックで魅せるタイプのアクションだったので
DSでどう作るのかと思っていたのだが、
ほぼ全編でタッチペンを使用する少々変わったアクションになっていた。
タッチペン入力に対するレスポンスは快適で
グラフィックや音楽もDSにしてはかなり頑張っている。
3月25日までの期間限定で「みんなのニンテンドーチャンネル」にて体験版を配信中。


■DS:「バンガイオー魂 BANGAI-O SPIRITS」
■DS:「超熱血高校くにおくん ドッジボール部」
■DS:「課長 島耕作DS デキる男のラブ&サクセス」

ジジィゲーマー向けの3本。
64版、DC版に思い入れのある方やトレジャーのファンならば「バンガイオー」、
「スーパーマリオ」に対する「マリオカート」的な位置付けで
多くの「くにおくん」ファンから絶賛された「ドッヂボール部」の復活版、
「島耕作」の皮を被った検定ソフトといった作りの「課長 島耕作」。
「課長 島耕作」と来てサブタイトルが「ラブ&・・・」と続けば
「サクセス」の部分を誤読したとして、誰が私を責められようか。


■DS:「タイムホロウ 奪われた過去を求めて」
■DS:「ロザリオとバンパイア 七夕のミス陽海学園」
■DS:「ぷちえう゛ぁ 特製スクールカレンダー付き」

【紹介記事】DS「タイムホロウ」Web体験版公開

コアゲーマーというほどではない、アニメ・ゲーム好きにはこの3本。
「タイムホロウ」は現在CMも放送中のアドベンチャー。
Web体験版の感想を過去ログに掲載しているのでそちらで。
「ロザリオとバンパイア」は、Amazon限定で「クリアポスター2種セット」付き。
4月25日のDVD発売を待ちわびている身としては、「ぷちえう゛ぁ」を出すぐらいなら
「エヴァと愉快な仲間たち」あたりをDSに移植して欲しかった。


■Wii:「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 2&3 リターン」

Wiiは2本。

私のお勧めは、「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 2&3 リターン」。
「ゴーストスカッド」に続く、セガのWiiザッパー対応タイトル第2弾。
「アンブレラ・クロニクルズ」や「ゴーストスカッド」で
ザッパーを購入している方には最適な、コストパフォーマンスの高い1本。


■Wii:「DECA SPORTA デカスポルタ Wiiでスポーツ"10"種目!」

任天堂タイトルを模倣した亜流ソフトを作ることにかけては
天下一品のハドソンらしい作品。
元ネタは「Wii Sports」でまず間違いのないところだが、
「マリオ&ソニック AT 北京オリンピック」を彷彿させる競技も含まれている。

・ビーチバレー
・バスケットボール
・カーリング
・フィギュアスケート
・サッカー
・スーパークロス
・バドミントン
・アーチェリー
・スノーボードクロス
・カートレース

の全10種目。
「Wii Sports」の倍の競技を収録している点や
「バドミントン」「フィギュアスケート」といった
なかなかゲーム化されない種目も含まれている点など、
亜流ではあるが見るべきところも多い。
公式サイトには各種目の動画も用意されているので、興味のある方はそちらで。

▼その他の新作


■PS3:「アーマード・コア フォーアンサー」
■Xbox360:「アーマード・コア フォーアンサー」


■PS3:「アーミー オブ ツー」
■Xbox360:「アーミー オブ ツー」